昨日(2015年9月17日)の動向
FOMCはFF(フェデラルファンド)金利誘導目標を据え置くことを決定しました。
市場はFOMCの決定内容について、利上げはするが今後は未定とする「ハト派的利上げ」か、今回は見送るものの早期利上げを強く示唆する「タカ派的据え置き」かのどちらかになるだろうと考えていました。しかしふたを開けてみると「ハト派的据え置き」といってもよい結果に終わりました。イエレン議長の記者会見も慎重姿勢を強めた印象を与えただけではなく、実際に経済・金利見通しで15年末・16年末FF金利見通しが引き下げられました。
この結果を受けて米ドル/円は120.988円の高値から安値である119.794円まで急落しました。終値は前日比-0.539円の119.994円でした。
2015年9月17日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 120.567 | 120.988 | 119.794 | 119.994 |
ユーロ/円 | 136.128 | 137.443 | 136.063 | 137.210 |
豪ドル/円 | 86.724 | 87.505 | 85.851 | 86.061 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年9月18日)の展望
【米ドル/円】
FOMCの見送り決定が121円台乗せを阻んだような形になりました。
上値のターゲットはしたがって、昨日高値圏の121円近辺、下値のターゲットは9月15日安値圏の119.35円近辺になるかと思います。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 121.00 | 121.75 | 119.75 | 118.50 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円は、FOMCの結果を受けたユーロ/ドルの急伸と共に上昇して、18営業日ぶりに終値を137円台に乗せて引けました。上値のターゲットは8月25日高値圏の138.60円近辺、下値のターゲットは昨日安値圏の136円近辺になるかと思います。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 137.45 | 138.60 | 136.00 | 134.75 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル/円の前日比プラス連続記録は8営業日でストップしました。今日の豪ドル/円の方向は、FOMC後の中国株価の反応に強く影響されると考えます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 87.50 | 89.20 | 85.50 | 84.90 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年9月18日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年9月18日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 21:30 | (加)8月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 1.3% | 1.3% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します