昨日(2015年9月14日)の動向
米ドル/円は下落。東京時間は買い優勢で始まりましたが、121円台に乗せることができずに、日経平均の下げと共に120円台前半まで押し戻されました。その後も戻りは鈍く、ニューヨーク時間には一時119.844円まで下落しました。終値は前日比マイナス0.423円の120.187円でした。
ユーロ/円は下落。東京時間朝に8月26日以来となる137円台に乗せる場面もありましたが、その後は買いが続かず、海外時間には135.496円まで下落しました。終値は前日比マイナス0.715円の135.988円でした。
昨日の豪ドルはクロスを含め全般的に底固い展開でした。豪ドル/ドルは上海総合指数の下げを嫌気して0.7062付近まで下落しましたが、欧州時間からは買い優勢に転じて、0.7132まで戻して引けました。豪ドル/円も、米ドル/円の下落に押されながらも6日連続で上昇しました。終値は前日比プラス0.253円の85.754円でした。
2015年9月14日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 120.510 | 120.838 | 119.844 | 120.187 |
ユーロ/円 | 136.631 | 137.042 | 135.496 | 135.988 |
豪ドル/円 | 85.383 | 86.101 | 84.926 | 85.754 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年9月15日)の展望
【米ドル/円】
本日は日銀金融政策決定会合が開かれます。FOMCの決定前に、日銀が大きな政策変更を行う可能性は低いと考えます。しかしながら、年末にかけて追加緩和観測が市場で高まっていることも事実で、今後の円安材料になると思われます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 121.35 | 121.75 | 119.80 | 118.50 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
FOMCが利上げを見送った場合、あるいはイエレン議長の会見内容がハト派的(弱気)だった場合は、ユーロ買い材料になる可能性があります。とはいえ、すべてはFOMCを見てからということになるでしょう。上値のターゲットは昨日高値圏の137円近辺になると考えます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 137.05 | 137.60 | 134.75 | 132.95 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
オセアニア通貨は全体的に堅調地合いです。昨日、キー・NZ首相が「景気見通しに対して楽観的である。」、「追加刺激策が必要とは考えていない。」と発言したことはNZドル/ドル買い材料になりました。
豪ドル/ドル、豪ドルクロスに関しては引き続き中国株価の動向をにらんでの動きになると考えますが、昨日の動きをみると、一時に比べて株価下落に対する耐性がついてきたように思えます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 86.50 | 87.50 | 84.90 | 83.25 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年9月15日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年9月15日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★★ | - | (日)黒田東彦日銀総裁、定例記者会見 | - | - |
★★ | 17:30 | (英) 8月消費者物価指数(前年同月比) | 0.00% | 0.10% |
★★ | 18:00 | (独)9月ZEW景況感調査 | 18.3 | 25.0 |
★★★ | 21:30 | (米)8月小売売上高(前月比) | 0.30% | 0.60% |
★★ | 21:30 | (米)9月ニューヨーク連銀製造業景気指数 | -0.50 | -14.92 |
★★ | 22:15 | (米)鉱工業生産(前月比) | -0.2% | 0.60% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します