昨日(2015年9月4日)の動向
4日発表された8月米雇用統計ではNFP(非農業部門雇用者数)が前月比+17.3万人と市場予想値(前月比+21.8万人)を下回り、米ドル/円は119.00-10円から118.50円台まで売られました。しかしNFPの過去2ヵ月分が上方修正されていたことから反転し、119.65近辺まで買い戻されました。その後は米長期金利の低下やダウ平均が下げ幅を広げたため頭をおさえられて119.02円で取引を終了しました。
2015年9月4日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 120.071 | 120.190 | 118.506 | 119.027 |
ユーロ/円 | 133.558 | 133.673 | 132.225 | 132.704 |
豪ドル/円 | 82.240 | 84.377 | 82.096 | 82.258 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年9月7日)の展望
【米ドル/円】
8月の米失業率は5.1%まで低下しました。この数字はFRBの年末見通しを下回る良い結果です。
NFPも過去データが上昇修正となったため、トレンドとしての労働市場拡大は継続中と考えられます。従って9月利上げの可能性はまだ残っていると見る市場関係者も多いようです。今週の米ドル/円はFOMCに向けて買い場を探す展開になりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 120.20 | 121.20 | 118.50 | 116.10 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ円は続落。先週木曜日にドラギ総裁が記者会見で追加緩和の可能性について触れたことにユーロドルが下落したことに加えて金曜日米雇用統計後の米ドル/円の戻りが限定的だったため、ユーロ/円は132円台前半まで下落しています。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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ユーロ/円 | 133.70 | 136.40 | 131.25 | 130.25 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドルは、ダウ平均や原油先物価格が下落したことに反応して下落しました。
今日の注目は、休暇明けの中国市場です。上海株価指数が再び大きく下落するならば、豪ドル/円一段安のリスクがあると考えます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 84.40 | 87.40 | 80.95 | 79.95 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年9月7日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年9月7日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 15:00 | (独)7月鉱工業生産(前月比) | 1.1% | -1.4% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します