投資金額が高い株は楽天証券かぶミニで単位未満株投資もあり!

 業績が好調で、そのおかげで配当利回りも高い優待株はどうしても株価も高く、優待権利を取得するのに高額な資金が必要です。

 しかも、優待内容は子会社の商品・サービス割引や工場見学などあまり使い勝手がよくないものも多いので、あくまで「高額な配当金と株価上昇がメイン、株主優待はおまけ」という割り切りも必要になります。

 そんな好業績・高配当・株価上昇にも期待できそうな優待株には、以下のような銘柄もあります。

 株主優待に関しては最低単元株の100株、時にはその10倍の1,000株を保有しないと、もらえない銘柄もありますが、株主配当に関しては1株単位の保有できちんと配当金がもらえます。

 楽天証券には、格安な手数料で単位未満株に積立投資できる「かぶミニ」「かぶツミ」サービスもあります。

 これを機に、1株単位から購入を始めて、ゆくゆくは優待権利の取得も狙う高配当優待株の積立投資を始めてみるのもいいでしょう。

 

優待は「おまけ」と割り切り、好業績・高配当株を狙うならこんな銘柄も!

銘柄名 購入金額
(100株)
配当利回り
(2024年3月期の予想値)
優待内容
日本製鉄(5401) 32万4,700円
※株主優待は1,000株から
4.62% 鉄鋼会社国内首位。自動車向け鋼材の値上げ交渉に成功した2022年3月期以降、大幅な増収増益が続き、株主配当金も大幅増。今2024年3月期は原材料高で減益減配予想も、配当利回りは4.62%と高水準。8月4日には通期利益予想を大幅に上方修正しており、今後は配当の増額修正に期待。9月・3月末に抽選で製鉄所の見学会招待などの優待制度を実施。ただし、優待権利取得には1,000株(投資金額324万7,000円)以上の保有が必要なので、優待はおまけ程度と考えるべきかも。
デンカ(4061) 26万50円 4.61% 特殊ゴムや電子部品向けの高機能材料などを手掛ける化学メーカー。電気自動車のリチウムイオン電池の放熱素材である同社の「球状アルミナ」は世界シェア60%を占めるヒット商品。今期は中間期の業績を下方修正したものの、株主配当は前期比20円増配の1株当たり120円を予定。9月・3月末に1株以上保有の株主に自社グループ化粧品の優待価格販売を行っている。
長谷工コーポレーション(1808) 17万4,250円 4.59% マンション建築で国内首位の建設会社。2024年3月期もマンション建設需要の高まりで売上高は過去最高を更新するものの、建設資材の高騰で微減益予想。株主配当金は1株当たり80円で、配当利回りは4.59%。株価も上昇トレンドが続いている。9月末に100株以上保有の株主は、自社子会社販売の滋賀県産「たなかみ米」などの20%割引販売特典を1回限り利用可能。3月末に100株以上保有すると、自社子会社の室内リフォーム工事代金3%割引、不動産売買仲介手数料10%割引などの優待を各1回利用できる。
※最低購入金額は2023年8月18日の終値で計算。