太陽電池と中国の関係
中国と太陽光発電を結びつける要素に、太陽電池に欠かせないシリコンの生産量が多いことが挙げられます。以下はシリコンの生産シェアです。
図:シリコン(フェロシリコン・金属シリコン)の生産シェア(2022年)
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中国は、世界のシリコン生産の七割弱を占めています。シリコンの原料である珪石の生産量が多いことや、それを加工する技術が広がっていることが背景にあると、考えられます。そして、中国ではそのシリコンを使って、太陽電池のセル(最小単位のパネル)やモジュール(セルを組み合わせたもの)が作られています。
太陽電池は多くがシリコンを用いて作られています(シリコン系)。こうした装置を製造しやすい環境が、中国を太陽光発電量、世界No1へと押し上げていると考えられます。
図:太陽電池のセルとモジュールの生産シェア(2019年)
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