米利上げが続く不安から米国株が下落
7月5日に、6月13~14日に実施されたFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が公表されました。6月FOMCでは利上げが停止されましたが、それはあくまでもスキップ(一時停止)で、7月以降、利上げを継続させるべきという意見を持つ委員がほとんどであったことがわかりました。
タカ派色の強い議事録を受け、米利上げが続く不安が蒸し返され、7月5日から7日まで、ナスダック総合指数は3日連続で下がりました。
日経平均は過熱感からスピード調整するタイミングにあり、米国株が反落するタイミングで、調整が続きました。
日経平均・米ナスダック総合指数の週次推移比較:2021年末~2023年7月7日
![](/mwimgs/a/5/-/img_a5cc432d65b6e7b598fa8793b732b8da79091.jpg)
米インフレが長びく懸念が続く中、先週は6月の米雇用統計が発表されました。予想通り強い内容で、米景気はしぶとく好調、インフレ懸念がなかなか払拭(ふっしょく)できない現状が浮き彫りとなりました。