昨日(2016年07月26日)の動向
105.81円からスタートした火曜日の米ドル/円は、東京時間午前中に104円台半ばへ1円以上急落しました。欧州市場序盤にはさらに103.98円まで下落。最近の米ドル/円相場は、政府の経済対策に対する期待が持ち上げていた部分が大きかったのですが、内容に新味と大胆さが欠けているとして、落胆感から米ドル/円を売り戻す動きが強まりました。とはいえ、今夜のFOMCを前にして、ポジションを大きく傾ける雰囲気でもなく、米住宅指標が強かったことをきっかけに104円台後半まで買い戻されました。終値は104.604円(前日比-1.179円)でした。
一方、ポンドは欧州時間に急落。タカ派で知られるウィールMPC委員が、金融政策の立場を転向したとのニュースがきっかけとなって、ポンド/円は139円台前半から一時135.94円まで、4円以上急落しました。ウィール委員は、PMIの悪化が来週のBOEの決定に重要な影響を及ぼすと述べ、英経済には即刻景気刺激策が必要だと主張しています。ただしその後は徐々に値を戻し、終値は137.365円(前日比-1.572円)。
NZドル/ドルは0.69ドル台後半から0.7084ドルまで急上昇。今月半ばから続くNZドルの下落も、0.7000ドル近辺でようやくショートカバーが入りました。しかしRBNZが緩和スタンスを維持しているため、上昇余地も限定的との意見が多いようです。NZドル/円は円高が足を引っ張り、戻りは74円まででした。
2016年07月26日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 105.810 | 105.889 | 103.983 | 104.604 |
ユーロ/円 | 116.319 | 116.414 | 114.452 | 114.891 |
豪ドル/円 | 78.993 | 79.133 | 78.145 | 78.473 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2016年07月27日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは105.90円(2016年07月26日高値圏)、サポートは 103.90円(2016年07月13日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 105.90 | 106.75 | 103.90 | 100.51 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは116.97円(2016年07月25日高値圏)、サポートは 113.27円(2016年07月12日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1084ドル(2016年07月18日高値圏)、サポートは 1.0907ドル(2016年06月24日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 116.97 | 118.47 | 113.27 | 111.07 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは79.74円(2016年07月25日高値圏)、サポートは 77.21円(2016年07月13日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 79.74 | 80.98 | 77.21 | 75.93 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2016年07月27日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2016年07月27日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 17:30 | (英) 4-6月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比) | 0.5% | 0.4% |
★★★ | 17:30 | (英) 4-6月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比) | 2.1% | 2.0% |
★★ | 21:30 | (米) 6月耐久財受注(前月比) | -1.4% | -2.3% |
★★★ | 27:00 | (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表 | 0.25%-0.50% | 0.25%-0.50% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します