今週の指標:日経平均株価

 先週の予測では、引き続きロシアのウクライナ侵攻の懸念を巡って米株式の動きをみながらの展開になるとしました。NYダウが落ち着かなければ2万6,500~2万7,500円のレンジの中で、2万6,500円水準でのもみあいを想定しました。

 しかし、ロシアのウクライナ侵攻のリスクが徐々に高まったことで、2月22日(火)は4日続落となって2万6,500円を割り込みました。

 23日(水)の休日の翌日24日(木)は、休日の間にプーチン大統領がウクライナのドネツクとルガンスクの独立を認め、軍の派兵命令まで出したことで、NYダウは大幅下落となり、これを受けて日経平均は▲478円の2万5,970円と1年3カ月ぶりに2万5,000円台となりました。

 週末は前日のロシアのウクライナ侵攻を受け、NYダウが▲859ドルまで下げたあと+92ドルまで反発したことで、日経平均は+505円の2万6,476円と6日ぶりの大幅反発となりました。

 先週は、2月24日に1月27日の2万6,044円を下に切って2万5,775円まで下落しました。目先は下げ過ぎのリバウンドとなりますが、三角保ち合いのあとの下げで1月27日の2万6,044円、先週は戻した後、ロシアのウクライナ侵攻で24日に2万5,775円と2段下げの形となりますので、チャートでは「陰転」の形となりますので、大きく戻すほど注意が必要となってきます。

 今週は2万6,300~2万7,300円のレンジを想定。