今週の指標:ドル/円

 先週は、株価下落でドルも売られ113円台半ばまでのドル安となりました。

 しかし、市場ではFRBの利上げ観測は根強く、また金融先物市場で年4回の利上げ確率は上昇しており、金利上昇に伴うドル買いは継続するものと思われます。

 ただし、116円からはドルの上値は重いと思われます。

先週の動き

 先週の半ばまでは、利上げ期待によるドルの先高感が強く、1ドル=115円台でのしっかりした動きでした。

 しかし、13日(木)にブレイナード理事が再度、早期利上げについて言及すると株式が急落し、それがドル売りとなって114円台まで下落しました。週末の14日(金)は低調な経済指標を嫌気してドル売りが進み、一時113.49円までドルが下落しました。

 そして年4回の利上げ観測が高まると114.25円で引けました。