今週の指標:NYダウ平均株価

 今週は、FRBの低金利が相場を引き続き支援しそうです。

 先週末のパウエルFRB議長の講演では、米国経済が7月会合からさらに回復しているため、年内の資産購入額の縮小を開始する可能性を表明するも、早期の利上げは行わないと強調したことで長期金利は低下しました。

 緩和姿勢は続くことで市場にとっては株価サポート要因となります。

先週の動き

 先週の予想では、年内の金融緩和縮小開始の思惑から、週末27日(金)のパウエルFRB議長の講演に注目が集まりましたが、講演の前日までは様子見ムードでした。

 結果的に講演内容は「景気回復が続けば年内の量的緩和縮小開始が適切」と表明された上で「年内の利上げは慎重」と強調され、これを受けて買い安心感から主要3指数そろって上昇し、NYダウは+242ドルの3万5,455ドルと反発し、S&P500種株価指数とナスダックは2日ぶりの史上最高値更新となりました。