第2四半期決算特筆の米国銘柄4:リーガルズーム(LZ)

 リーガルズーム(LZ)は、個人が会社登記する際、その事務を支援する企業です。

 また、必要に応じて同社のマーケットプレイスを通じて、会社設立に詳しい弁護士を紹介することもしています。同社は1,300人の独立系弁護士のネットワークを持っているので、すぐに紹介することができます。

 米国には実に3,100万社ものスモール・ビジネスが存在しています。最近は、単発の業務を請け負う「ギグワーカー」のような個人でも、会社登記して仕事を受けることが一般化しつつあります。この理由は、訴訟を起こされたとき、個人破産を回避できるからです。2020年だけで、440万社ものスモール・ビジネスが創業されました。

 同社のリーガルズームでは、まずスマホでシンプルな質問に答えると、AI(人工知能)がその人に必要な法務アドバイスや必要な届出書の類いを、もれなくアドバイスします。

 同社はレジスタード・エージェント(登録代理人)の業務代行も行っており、これは個人オーナーにとって、とてもありがたいサービスであり、喜んで年間フィーを払っていると思います。

 最近発表された第2四半期決算では、EPSは予想2セントに対し3セント、売上高は予想1.4億ドルに対し1.5億ドル、売上高成長率は前年同期比+35.5%でした。

 粗利益は1.01億ドルでした。グロスマージンは67%でした。

 修正EBITDAは2,200万ドル(前年同期は2,000万ドル)でした。修正EBITDAマージンは15%でした。前年同期は18%でした。

 今期は12.3万社の創業を手助けしました。これは前年同期比+34%でした。

 トランザクション売上高は前年同期比+45%の7,300万ドル(前年同期は5,000万ドル)でした。

 トランザクション・ユニット数は26万でした。これは前年同期比+12%でした。AOV(平均注文額)は282ドル(前年同期は217ドル)でした。

 サブスクリプション売上高は前年同期比+29%の6,900万ドル(前年同期は5,400万ドル)でした。

 サブスクリプション・ユニット数は121.5万ユニットでした。これは前年同期比+25%でした。

 第3四半期の売上高は予想1.45億ドルに対し新ガイダンス1.43億~1.47億ドルが提示されました。

 2021年の売上高は予想5.64億ドルに対し新ガイダンス5.7億~5.78億ドルが提示されました。