ランキング上位の銘柄について、最近の動向を確認

モデルナ(MRNA)

出所:楽天証券ウェブサイトより(直近3カ月間日足チャート)

 日本では現在、ファイザー社製とモデルナ社製の新型コロナワクチンを中心に地域接種と職域接種が進んでいます。両社ワクチンの発症予防効果はわずか1%の差しかありません。

 デルタ型変異ウイルスの脅威で、イスラエル政府は2021年8月から「3回目」のワクチン接種を開始することを決定しています。日本の厚生労働省は「2回目」のワクチン接種を終えた人に対し、2022年に3回目の接種を検討する方針です。早ければ2022年の初頭から米モデルナ社から5,000万回分の追加供給をうける契約を締結したことが明らかになりました。

 新型コロナワクチンによる抗体のレベルは時間の経過とともに低下することが明らかになっていて、河野行政・規制改革相はワクチン効果を継続するには、3回目の接種が必要との認識を示しました。

ジーリー・オートモービル(175)

出所:楽天証券ウェブサイトより(直近3カ月間日足チャート)

 中国の民営自動車メーカー、ジーリー・オートモービル(175)は6月25日引け後、上海証券取引所の新興企業向け市場「科創板」に上場する申請の撤回を取締役会で決めたと発表した影響で、株価が一時的に下落し、調整局面に入りましたが、7月末から持ち直しています。

 中国の新車販売は車用半導体の不足などの影響で、生産台数の落ち込みとともに低迷が続いていますが、新車市場においての新エネルギー車(NEV)の急増が圧倒的に目立ちます。

 ジーリー・オートモービルは、2021年6月の新車販売台数が前年同月比9%減だったものの、前月比では4%増でした。7月21日に、インテリジェントハイブリッドシステム「GHS2.0」を搭載した新エネルギー車ブランドを今年9月に発売すると報道され、注目を集めています。