株価チャートの分析では極めて重要な局面に

 実は、11月6日の日経平均株価2万4,389円00銭というのは、株価チャートの分析では極めて重要な位置にあります。

 日経平均株価の月足もしくは週足のチャートを見ていただくと分かりますが、2万4,000円を少し超えた価格というのは、今までに3回達成したものの、全てそこで、はね返されているのです(編集部注:2020年11月9日時点)。

・2018年1月:2万4,124円15銭
・2018年10月:2万4,270円62銭
・2020年1月:2万4,083円51銭

日経平均株価の月足チャート(2015年7月~2020年11月6日)

出所:楽天証券・MARKETSPEEDⅡ

 したがって、今回もこの水準ではね返されてしまうのか、それとも4度目の正直で明確に突破していくのか、とても重要な分岐点になっています。

 今回、日経平均が2万4,000円台前半を明確に超え、2万5,000円も超えるようなことになってくると、今まで強い抵抗帯だった価格帯を抜き去り、新たな上昇ステージに入ったと判断することができます。となれば、日経平均株価が3万円突破、という可能性も見えてくると思っています。