5月雇用統計の予想

 BLS(米労働省労働統計局)が6月5日に発表する5月の雇用統計は、市場予想によると、NFP(非農業部門雇用者数)は800万人減少、失業率はさらに上昇して19.6%になる見込みです。

 アメリカの労働人口1億6,300万人の約5人に1人が職を失った計算になるわけですから、深刻な状況にかわりはありません。マスメディアも、アメリカの失業率がついに20%に達するおそれがあると報じています。

 とはいえ、失業率悪化は2カ月も前から予想されていたこと。20%という数字がサプライズかといえば、そうではありません。(まさか5.0%に下がるとでも思っていましたか?)