本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは108.92円
↓下値メドは106.46円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
マーケットはまだ余裕?
トランプ米大統領は29日、中国が香港版「国家安全法」を制定したことの対抗措置として、中国に対する制裁方針を発表しました。さらに、WHO(世界保健機関)が中国寄りだとして「関係を終わらせる」ことも表明。
米国の主な制裁内容は;
1.香港に認めた優遇措置(貿易、犯罪人引き渡しなど)の停止に向けた手続き開始
2.中国からの留学生のビザを一時停止
3.米国で上場する中国企業を調査。場合によっては上場廃止も検討
ただし詳細な内容はほとんどなく、大部分は米国が検討を開始したと発表しただけ。マーケットは、懸念するよりも、思っていたほどではなかったという安心の方が大きく、ドル/円は逆に買われました。
今週のマーケットは、中国側の反応が第一の焦点になります。関係改善の用意はあるのか、あるいはさらに強硬姿勢をとるのかによって、マーケットが動きます。また米中対立を巡るメディアの論調も、アルゴ取引の作動データとなるので大切です。
マーケットは、今のところ比較的冷静です。少なくともパニックにはなっていません。ただ、世界経済が再開に動くなかで、マーケットはすでに「リスクオン」が積みあがっています。米中対立がリスクオン取引を追加する材料でないことは確か。この点は注意したいです。
注目の株価と原油先物のチャート、新型コロナの世界感染者数、そしてドル/円の最新位置情報は「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
29日のドル/円のNY市場終値は107.79円
前営業日の終値から+0.17円だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
同じタイミングで相場に挑んでも、結果を出せる人と出せない人がいる。それは、相場環境を認識する力が違うからである。
今日は何の日(6月1日):
衣替え
イギリスの探検家ジェイムズ・クラーク・ロスが北磁極に到達(1831年)
専売公社、国鉄発足(1949年)
新制国立大学発足(1949年)
アドルフ・アイヒマン刑死(1962年)
ネパール王族殺害事件(2001年)
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
コロナ後のV字回復難しい。ヨーロッパ人の70%が2021年バカンス「未定」
感染は公共機関から? NY地下鉄の再生産数R0 3.4
ドル:
米企業の約4割、過去3カ月間で4割の従業員をカット
6カ月閉鎖続いた場合、小売業の7割、ホテル業の8割が倒産
ブラード・セントルイス連銀総裁「V字回復はまだ可能」
ユーロ:
EU(欧州連合)の欧州復興基金、実際の設立まではまだ時間
レーンECB(欧州中央銀行)チーフ・エコノミスト「インフレ低迷が長期化するおそれ」
ポンド:
英政府のコロナ休業手当の縮小で、企業は人員削減を本格化へ
中国に頼るか、米国に頼るか。ファーウェイ5G導入巡り板挟み
英国大学が経営危機も。海外留学生減り、授業料が70億ポンド減
豪ドル:
中国、豪の石炭に輸入制限
NY金先物:
銅/金のスプレッド、過去20年で最小。マーケットの悲観見通しの強さ反映か
その他:
太陽活動が急激に低下。2030年までに地球が氷河期に入る確率は97%
ローマ帝国崩壊、原因はマラリアだった?
ミネソタ州の黒人暴行死抗議デモで警察署に火災 州知事は非常事態を宣言