ランキング外で動きのあった銘柄は?

アマゾン・ドット・コム(AMZN)

出所:楽天証券ウェブサイト(直近3ヵ月日足チャート)

 アマゾン・ドット・コムは4月の買付者数ランキングでは23位でした。新型コロナ感染拡大防止のため外出が制限されている影響から、ネット通販の需要が拡大し、同社の株価は4月に過去最高値を更新しました(過去最高値4月30日終値2,474.00ドル)。また、時価総額も再び1兆ドルを回復するなど、再び株式市場で存在感が増しています。4月30日の決算発表で、新型コロナウイルス感染拡大への対応費用として約40億ドルを充てる影響で、第2四半期の見通しについては5年ぶりの赤字となる可能性があると発表しましたが、同社の事業自体には追い風が吹いているものと思われます。ネット通販の需要拡大だけでなく、AWS(クラウドサービス)事業も伸びており(第1四半期は33%増の102億ドル)、今後も動向に注目が集まりそうです。

ネットフリックス(NFLX)

出所:楽天証券ウェブサイト(直近3ヵ月日足チャート)

 動画配信サービスを手掛けるネットフリックスも新型コロナウイルス対策で外出が制限される中、需要が拡大している企業です。4月の当社の買付者数ランキングでは55位という結果となりましたが、株価は過去最高値を更新するなど好調に推移しています。第1四半期で契約者数が1,577万人増加し、契約者数は世界で1億8,290万人となったようです。ディズニーやアマゾンなども動画配信サービスを提供するなど、競争激化が懸念されていますが、動画配信サービスなど巣ごもり需要の恩恵を受ける企業は今後も注目かと思います。