選択肢は3つ:掛金減額、積立中断、解約

 さて、積み立て投資の掛金を捻出することが難しくなっているとき、見直しを考える選択肢は大きく3つあります。減額・中断・解約です。

第1の選択肢:掛け金の減額

iDeCo
 まず最初に検討したいのは「掛け金の減額」です。iDeCoの場合は、最低5,000円まで引き下げることができます(「加入者掛金額変更届」を提出する)。ただし、掛け金の変更は年に一度限りです。これは、所得控除があるため、みだりに増減をさせない規制があるからです。

 再び増額するのはちょっと先になってしまいますが、それでも積み立てをできれば続けてみてください。毎月の拠出限度額は将来に繰り越されず消滅してしまうので、この枠を使わないのはもったいないからです。

つみたてNISA
 つみたてNISAは自由に積立額を変更できます。同一年内であれば減額した分を年末に取り戻すことは認められます。