下値を探りやすい状況が続く
次にトレンドの強さについても見ていきます。下の図2はおなじみの平均足(日足)とMACDの組み合わせです。
■(図2)日経平均の平均足(日足)とMACD(2020年1月24日取引終了時点)
日経平均の平均足は21日(火)に陰転し、その後MACDもシグナルを下抜けているため、下値を探りやすい状況となっています。また、MACDとシグナルの2本の線がともに下降傾向が続いています。このまま0円ラインを下抜けてしまうと、調整の幅や期間が大きくなる可能性が出てきます。
いずれにしても、今週は新型肺炎をめぐる動向と企業決算による綱引きが見込まれ、一進一退の展開がメインシナリオとなりそうです。企業決算が優勢となれば、米国株市場の流れにある程度ついていくと思われます。