今日は、2019年末の日経平均予想をレビューします。

昨年2018年12月25日に作成した「2019年の予想」レビュー

 最初に、昨年12月25日に書いた2019年の日経平均株価予想を、以下に掲載します。

2018年12月25日「3分でわかる!今日の投資戦略」より、結論部分を抜粋

 レポート全文は、以下からお読みいただけます。
 2018年12月25日:2019年の日本株:どんな年になるか?投資戦略は?

 2019年の相場展開は、これまではほぼ想定通りでした。ただし、日経平均の安値は3月ではなく、1月4日の1万9,561円でした。

 経験則では、日経平均は、景気循環よりも半年~1年先に動きます。2019年の景気悪化を織り込んで、日経平均は2018年10月から急落しました。2020年からの景気回復を織り込み、今後、2019年末にかけて高値をトライすると予想しています。

米中対立緩和が早く見えてくれば日経平均2万5,000円も

 日経平均の2019年の年末予想は、2万3,000~2万5,000円と幅を持たせています。米中貿易戦争が、今後緩和に向かうかエスカレートするかによって、年末の着地点は変わると考えています。早めに対立緩和がはっきりし、12月15日に予定されている米国による「対中制裁関税第4弾」が見送りとなれば、日経平均は2万5,000円まで上昇すると予想しています。米中対立によって抑圧されているハイテク投資が世界的に盛り上がると考えています。

 米中対立がなかなか緩和せず、12月15日に予定されている「対中制裁関税第4弾」が発動されてしまうと、日経平均が高値を取る時期が遅れます。それでも日経平均は年末2万3,000円まで上昇すると予想しています。米中の対立があっても、5G(第5世代移動体通信)や半導体の投資は、来年にかけて増加が予想されるからです。