2019年の物色の変化を確認

 今年もあと約3カ月を残すばかりとなりました。つまり2019年も9カ月が経過したというわけですが、ここで必ずしておきたいことは「物色の変化を確認すること」です。ここまでどのようなセクターや銘柄が買われ、逆にどのようなセクターや銘柄が売られたのかは、必ず押さえておきたいところです。

 年初より(正確には昨年秋から)東京市場は低迷する期間が長く続きました。このような時はもちろん買われる銘柄の数が減ります。主にはディフェンシブ株、また株式市場の低迷が「米中貿易摩擦」を主因とする景気減速懸念だったことから、それとあまりつながらない内需株の一角が散発的に物色されるにとどまりました。

 年初から買われていた象徴的な銘柄を3つ挙げておきます。

第一三共(4568・東証1部)の日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)

オリエンタルランド(4661・東証1部)の日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)

神戸物産(3038・東証1部)の日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)