値上がり率ランキング(5銘柄)

1 オプトエレクトロニクス(6664・ジャスダック)

 月初1日から急騰。買われた切り口、テーマは「消費増税メリット」でした。来年10月の消費増税時の経済対策として、キャッシュレス決済をしたらポイント還元するといった施策が検討されていると報じられたことが手掛かりに。

 その関連株として、バーコード読み取り装置を手掛ける同社はど真ん中。GMOPG、ビリングシステムなども物色対象になりますが、ジャスダックで手垢が少なく、時価総額の小さい同社の上昇がとくに目立ちました。

 

2 農業総合研究所(3541・東証マザーズ)

 19日に、日本郵政傘下の日本郵政キャピタルと資本提携すると発表。同社の筆頭株主から、日本郵政キャピタルが発行済み株数の12.5%に相当する52万5,000株を取得しました。

 日本郵政の持つ全国のネットワークを活用し、農産物物流システムを生産者に利用してもらうという同社にメリットの大きい提携。業容拡大への期待で急騰したともいえますが、日本郵政キャピタルが出資した前例(フィルカンパニー、パルマ)の株価急騰の面影を追った投資家も多そうです。

 

3 サインポスト(3996・東証マザーズ)

 AI無人決済システム「スーパーワンダーレジ」の実用化に向けた期待感が逆行高の背景に。2日の取引時間中、「スーパーワンダーレジ」導入店舗をJR赤羽駅で実証実験すると発表しました。このリリースに反応し、株価は大幅上昇。このリリースと同じ内容ですが、16日にJR赤羽駅の実験店舗がオープンしたと発表するとさらに上昇。

 近未来的な無人の特設店舗の話題は、メディアの映像も通じて広く報じられています。駅のコンビニだけでなく、その他のジャンルでも実証実験が行われる見通し。キャッシュレスや省人化関連としてテーマ性もありますが、何と言ってもリリースなどで材料が多く出ることが確実ということも魅力なのでしょうか。

 

4 極東産機(6233・ジャスダック)

 9月末にジャスダックに上場した直近IPO銘柄。兵庫県たつの市に本社を置く、創業70年の内装施工機器メーカーです。成長性重視のIPOとしては人気化しやすいとは言い難い銘柄でしたが…初値形成後の急騰ぶりは圧巻でした!

 地味ですが、個人的には面白い会社だと思っています。機械メーカーといっても、大手が手掛けないニッチな分野の“職人技”を機械化している企業。例えば、壁紙の糊付けや畳の製造マシーンです。今後、職人の人手不足も社会問題になります。機械化が難しいこうした分野の問題を解決するマシーンを作る稀有な存在。こうした銘柄を発掘しようとする個人投資家が増えてくるといいですね。

 

5 スタジオアタオ(3550・東証マザーズ)

 間の悪いタイミングでの決算発表ながら、内容が良すぎて地合いの悪さを吹き飛ばした銘柄です(決算発表はNYダウが急落した10日引け後。翌11日は、日経平均やマザーズの急落に逆行して前日比16%高)。

 10日発表した第2四半期決算は、営業利益が前年同期比4割増の5.5億円に。この時点で、通期予想の6億円にほぼ到達しています。「ATAO」ブランドの販促が上手く、自社ECサイトを通じた財布などの売上を伸ばしました。通期予想は据え置いていますが、今後の上方修正発表が確実視されています。