さらに、2015年の経済制裁の時は消費者物価指数が急騰したものの、その後、物価は沈静化しています。これからもロシア中銀の采配が適切だったことがわかります。
![](/mwimgs/f/8/-/img_f84441563ee8050cd2085ef479e14a3910763.png)
さらに、ロシアの失業率も安定的に推移しています。
![](/mwimgs/8/2/-/img_82c25bca904721b68f2dbcd72222a00a8917.png)
これらのことから、今回の突然のルーブル売りが、手に負えないほどひどくなるとは思えません。
まとめ
ロシアに対する新しい経済制裁のニュースでルーブルが急落。世界的にリスクオフになる兆しを見せています。最近、トルコ・リラが下落していることから、他の新興国通貨への「伝染」が懸念されるところです。しかし、ロシアの経済のファンダメンタルズはそれほど悪くありません。トランプ政権もロシア制裁には消極的です。したがって今回のルーブル急落は、案外すぐに収まる可能性もあると思います。