1815 鉄建 東証1部

8月9日決算発表。2017年3月期予想は、前期比で営業利益+213.7%、経常利益+97.9%と大幅回復の見通し。5月13日時点の予想と同じ。足元の業績は好調で上方修正期待もあり。

2012年11月13日の92円を安値にアベノミクス相場がスタートしたものの、100~150円のもみあいが続き、2013年6月7日の101円を安値に上放れとなって急騰し、9月17日に381円まで上昇しました。ここから下値を切り上げる直角三角形の保ち合い(B)となりましたが、この中で2014年5月21日の265円を安値に再騰となり、9月2日の534円でピークをつけました。ここから下降トレンド(C)へ転換し、この中で2015年の8月25日の295円の安値をつけてもみあい、11月12日の344円まで戻したあとは下向きの先細三角形の下げとなりました。この中で今年の1月21日の239円、2月12日の214円、4月6日の245円と3点底をつくり、反発となって上昇トレンド(D)となっています。この上昇トレンド(D)の中で6月24日の258円を安値に8月1日の393円まで上昇後、押し目形成となっています。

鉄建

 

 

6715 ナカヨ 東証1部

8月5日決算発表。2017年3月期予想は、前期比で営業利益+65.4%、経常利益+53.0%の大幅増収・増益見通し。

2011年10月6日の167円の安値からの長期上昇トレンド(A)の中にあります。この中で2012年3月26日の388円まで上昇後、調整入りとなり2012年11月14日の212円で底打ちとなり、アベノミクス相場にサポートされて、上昇角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行し、この中で2014年9月22日に439円で当面の天井をつけました。ここからの調整で10月28日の335円まで下げた後、下値を(1)→(2)→(3)と穏やかな角度の下げとなり、今年の6月24日に293円で底打ちとなって7月28日の321円で買転換となり、10月11日の359円まで上昇しています。割安株であり3月26日の402円からの短期の下降トレンド(C)を上にぬけてきましたので、まだ上昇余地があります。

ナカヨ

 

 

9743 丹青社 東証1部

9月3日決算発表。2017年3月期決算予想は、前期比で営業利益+5.7%、経常利益+5.4%の増収・増益。6月10日発表時点と変わらず。

2014年5月21日の安値227円(分割前は341円)からの上昇トレンドの中で、2015年8月18日の990円、12月2日の1,011円と2点天井となって反落となり、上昇トレンド(A)を切って、今年の2月12日の599円まで下落しました。ここを当面の底値にして5月31日の950円まで反発するも、再下落となって6月28日の692円、8月31日の697円と2点底をつけ、9月26日に754円で買転換となったあと、もみあっているところです。

丹青社

 

 

5121 藤倉ゴム工業 東証1部

8月9日決算発表。2017年3月期予想は、前期比で営業利益+12.9%、経常利益+26.2%の増収・増益。5月12日時点の予想と変わらず。

※ホンダ自動車が、世界で始めてマグネシウムを使い、繰り返し充電できる2次電池の実用化にメドをつけたとの報道をきっかけに、非常用マグネシウム空気電池を手がけている同社に注目が集まって10月12日に643円まで急騰、急騰後の調整となっており再上昇期待。

2013年2月6日の249円を安値にゆるやかな上昇となっていましたが、7月3日に356円で買転換後、もみあったあと急騰となって、2014年1月9日には1,750円の高値をつけました。ここをピークに2月4日の842円まで下落したあと、自律反発となって2月13日の1,380円まで上昇し、その後は下向きの先細三角形(A)となっていました。この中で今年の2月12日の378円、6月24日の370円と2点底をつけて反発し、7月13日に519円の上放れとなりました。ここから上下の狭い三角保ち合い(C)となっていましたが、上述した材料が出て10月11日に550円で買転換となり、10月12日に643円まで急騰となって一服しているところです。

藤倉ゴム工業

 

 

6345 アイチコーポレーション 東証1部

7月28日決算発表。2017年3月期予想は、前期比で営業利益+9.2%、経常利益+4.6%の増収・増益。4月27日予想と変わらず。

中長期チャートの動きは、2012年11月13日の300円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて2013年7月16日の610円まで上昇後、いったん2014年2月4日の406円まで調整を入れ、その後、再上昇となって上昇トレンド(A)となりました。この中で2015年12月2日の915円でピークとなって上昇トレンド(A)を下に切り、今年の2月12日の681円まで押し目を入れた後、4月20日の915円まで上昇して12月2日の915円とダブル天井の形となりました。その後の動きは2月12日の681円を安値とし、4月20日の915円を高値とする三角保ち合い(B)となって、その煮詰まったところで9月21日の701円を安値に10月18日に772円で買転換と同時に上放れの形となっています。

アイチコーポレーション