6331 三菱化工機 東証1部

7月29日決算時点。2017年3月期見通しは、前期比で営業利益、経常利益ともに減収・減益。

〔材料〕船体の安定を保つために重石として船内に採り入れられる「バラスト」規制管理条約が2017年9月18日から発効。同社はバラスト処理装置を手がけていることで注目。9月14日に一時224円まで上昇し再度材料視することが期待される。

2014年3月20日の148円を安値に5月28日の173円で買転換となって急騰し、9月4日には582円の高値をつけました。ここをピークに買われすぎから下降トレンド(A)入りとなり、今年の1月21日の188円、2月12日の186円、6月24日の170円とゆるやかに下値を切り下げる三点底(B)となって、7月21日に199円で買転換となり、もみあったあと材料(バラスト規制管理条約)が出て、9月14日に224円まで上昇し、その後一服となってもみあっています。

三菱化工機

 

 

8097 三愛石油 東証1部

8月5日決算発表。2017年3月期予想は、前期比で営業利益+23.4%、経常利益+16.6%の増収・増益予想。5月10日時点の予想と変わらず。

2013年6月17日の351円を安値に2014年6月9日の845円まで上昇。ここで10月17日の650円まで押し目を入れた後、下値をゆるやかに切り上げる上昇トレンド(A)へ移行。この中で2015年12月3日の1,073円でピークをつけて下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンドの中で今年の6月29日の564円で当面の底打ちとなって短期の上昇トレンド(C)となって、下降トレンド(B)を上にぬけ9月23日に685円で買転換となっています。

三愛石油

 

 

2212 山崎製パン 東証1部

8月2日決算発表時点。2016年12月期決算予想は、4月27日時点では、前期比で営業利益+11.1%、経常利益+9.5%だったが、8月2日時点では、営業利益+25.9%、経常利益+23.7%と上方修正の見通し。

2013年10月9日の974円を安値に上昇トレンド(A)を形成しています。この中で今年の7月8日の3,050円、7月20日の3,030円とダブル天井に近い形となって下落し、8月31日の2,288円まで下げたところで、上昇トレンド(A)の下値斜線にサポートされて反発し、9月20日に2,464円で買転換となって9月26日の2,624円まで上昇後もみあっています。チャートからみると下値斜線に到達すれば、次に上値斜線に向かって上昇する形となっています。

山崎製パン

 

 

5013 ユシロ化学工業 東証1部

8月4日決算発表。2017年3月期予想は、前期比で営業利益+1.4%、経常利益は-1.8%と前期とほぼ変わらず。

2014年2月4日の934円を安値に上昇トレンド(A)を形成し、この中で2015年1月28日の1,909円で当面のピークをつけました。ここから2016年4月1日の1,496円まで押し目を入れ、4月15日の1,670円まで自律反発したあと、下降トレンド(B)入りとなりました。この下降トレンドの中で、今年の2月12日に1,120円で底打ちとなり、ここから上向きの先細三角形の上昇となっており、この形は安値圏ででると上放れるパターンとなる可能性があります。

ユシロ化学工業

 

 

4092 日本化学工業 東証1部

8月8日決算発表。5月10日見通しの2017年3月期予想は、前期比で営業利益+1.4%、経常利益+1.4%の小幅の増収・増益変わらず。

無機化学はトップクラスで、セラミック材料強化。電池正極材も手がけている。1株純資産330円で現水準は割安感があり見通し買いの期待も。

現在は、2012年10月11日の93円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、今年にはいってからの日経平均の急落につれ安し、上昇トレンド(A)のサポートラインまで下げてきています。

2012年の10月11日の93円を安値に11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされ2013年9月18日の192円まで上昇後、2014年2月4日の122円、5月19日の120円と2点底をつけて急騰し、2015年1月8日には365円と約7カ月で3倍化となりました。ここをピークに調整入りとなり、大きな上下動となって下降トレンド(B)となっています。この下降トレンド(B)の中で、今年の2月12日に173円まで下落し、上昇トレンド(A)にサポートされて、5月31日の234円まで上昇し日経平均の急落につれ安して、6月28日まで下げました。その後7月15日に216円で買転換となって、ジリ高となり10月11日に259円まで上昇し、5月31日の234円の戻り高値を更新したあと少し押し目を入れて上昇中となっています。

日本化学工業