8020 兼松 東証1部

2016年5月10日決算発表。2016年3月期は、前期比、営業利益-22.1%、経常利益-25.3%と下方修正で着地。2017年3月期予想は、2016年3月期比で、営業利益+27.6%、経常利益+22.7%に回復予想。

2011年10月5日の63円の安値からの上昇トレンド(A)の中で、2012年11月13日の89円を安値にアベノミクス相場にサポートされて本格上昇となりました。この上昇トレンドの中で2015年5月28日の234円、7月14日の231円とダブル天井に近い形となって下落に転じ、上昇トレンド(A)を下に切って短期の下降トレンド(B)となっていました。この下降トレンドの中で、今年の2月12日の144円、3月1日の149円と2点底をつけて反発となり、下降トレンドを上にぬけて5月30日の181円まで上昇し、その後6月28日の155円まで押し目を入れた後、7月14日に172円で買転換となっています。大きな相場の幕間つなぎに買われる高配当銘柄です。

兼松

 

 

7003 三井造船 東証1部

4月28日決算発表。2016年3月期の決算は、予想をやや下回って着地。2017年3月期は、営業利益、経常利益ともに大幅の増収・増益見通し。

2012年9月6日の85円を安値に11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて、上昇トレンド(A)を形成。この中で2014年11月5日の260円を天井にして、下降トレンド(B)へ移行。今年の2月12日に122円で当面の底打ちとなって反発し、5月26日に184円まで上昇するものの、その後の円高、日経平均の急落で7月6日の131円まで下げて、日経平均の急反発で戻りに転じているところです。

S三井造船

 

 

8515 アイフル 東証1部

5月21日決算発表。2016年3月期は、前期の赤字から黒字転換へ。2017年3月期は、2016年7月27日 3月期比で、営業利益+4.9%、経常利益+20%とわずかだが増収・増益見通し。追加の金融緩和あればリバウンドへ。

2014年3月27日の286円を安値に急騰となって7月2日の705円でピークとなりました。ここから10月17日の348円まで急落し、その後はゆるやかに下値を切り上げる上昇となって2015年10月19日の522円まで戻しました。しかし、ここを戻り天井にして大幅下落となり、今年の2月12日には262円の昨年来安値更新となりました。

アイフル

 

 

4078 堺化学工業 東証1部

5月12日決算発表。2016年3月期は、営業利益+10.8%、経常利益+4.8%の増収・増益で着地。2017年3月期は、16年3月期比、営業利益+1.8%、経常利益+1.8%とわずかの増収・増益見通しにとどまる。

2012年10月11日の193円、11月13日の200円を2点底にアベノミクス相場にサポートされて、2013年9月30日の380円まで上昇し、ここから三角保ち合い(A)となりました。この中で2014年5月19日の281円を安値に反発となって三角保ち合い(A)を上放れし、上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で、2015年6月17日に460円でピークとなって下放れし、上昇トレンドを切って8月25日の319円まで下げ、ここで小さな三角保ち合い(C)をつくって大きく反発し、12月7日に452円まで上昇しましたが戻り天井となりました。その後、大きな下落となって昨年来安値を更新し直近では6月16日の271円、6月24日の263円、7月8日の263円と三点底をつけて7月19日に287円で買転換となりました。

堺化学工業

 

 

6489 前澤工業 東証1部

7月14日決算発表。2016年5月期決算は、前期比で営業利益、経常利益とも2ケタ増で着地。2017年5月期予想は、2016年5月期比で営業利益で+18.0%、経常利益で+19.1%の増収・増益の見通し。

2013年5月14日の533円を高値に調整入りとなり、6月14日の314円まで急落後、自律反発するものの下向きの先細三角形(B)の下げとなり、この中で煮詰まったところで2014年5月21日の282円を安値に上放れとなり、10月16日の302円、12月16日の310円と2点底をつけて急騰となり、2015年7月2日には548円と2,013円5月14日の533円を更新する上昇となりました。しかし、ここをピークに下方修正となって急角度の下降トレンド(C)を形成し、この中で今年の2月12日の251円、6月27日の239円と2点底をつけてもみあっているところで、7月14日の決算発表を受けて7月22日に284円で買転換となっています。

前澤工業