4042 東ソー 東証1部

7月31日決算発表。5月11日の決算発表における2016年3月期予想を据え置き。

日興証券、野村証券、バークレア証券の格付けは強気。

チャートの動きとしては、2012年10月1日の147円を安値に11月中旬スタートのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)が継続しています。この中で2014年10月17日の381円を安値に業績上方修正を受けて、角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行し、今年の6月23日に829円の高値をつけました。ここをピークにもみあって当面の材料出尽くしとなり、7月6日に697円で売転換となって上昇トレンド(B)を下に切りました。調整中に日経平均の急落で一段安となり、8月25日に498円まで下落し、ここを安値に反発となって9月17日の614円まで上昇しました。ここでもみあっているところに再び日経平均の急落となって9月30日に559円まで下げて反発となっています。ここが2番底となる可能性もあります。

東ソー

 

4023 クレハ 東証1部

2012年2月13日の427円を高値とし、10月15日の265円を安値とする三角保ち合い(A)が煮詰まって2013年10月31日に378円で上放れとなりました。2014年1月8日の554円まで上昇して2月4日の429円まで押し目を入れ、上昇トレンド(B)を形成していましたが、11月27日の592円でピークとなって上昇トレンド(B)をいったん下に切り、今年の1月22日の460円まで下げて2月25日の572円まで反発するものの、ここが2番天井となって下降トレンド(C)へ移行しました。この下降トレンド(C)の中で日経平均の急落にあい、8月26日の402円まで下落し、ここを安値に安値圏でもみあって9月29日に400円まで下げてダブル底のような形となり10月5日に445円で買転換となりました。

クレハ

 

4091 大陽日酸 東証1部

8月4日決算発表。2016年通期の予想は5月8日の決算予想を売上、営業利益ともに上方修正。

2012年10月1日の362円を底値に11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)の中にあります。この中で2014年3月17日の707円を安値に業績上方修正を受けて急角度の上昇トレンド(B)へ移行し、この中で今年の3月3日に1,950円まで上昇しました。ここをピークに好業績を織り込んで調整入りとなり、7月10日の1,351円まで押し目を入れ、いったん反発するものの8月11日の1,783円が2番天井となり、日経平均の急落に連動して急角度の下降トレンド(D)となりました。9月29日の1,099円の安値をつけてもみあい10月5日に1,182円で買転換となっています。下げすぎのリバウンド狙いとなります。

大陽日酸

 

4631 DIC 東証1部

2012年11月14日の129円を安値にアベノミクス相場がスタートし、現在は中期上昇トレンド(A)の中にあります。この中で129円を安値に短期上昇トレンド(B)を形成し2013年11月16日の328円まで上昇し、ここを当面のピークとして調整入りとなり、2014年10月17日の204円まで下落しました。ここから再び短期上昇トレンド(C)を形成し今年の4月22日には382円の高値をつけました。この382円をピークに5月15日に355円で売転換となり、調整入りし7月9日の271円まで下げて8月12日の314円まで反発後、下向きの先細三角形(D)の下落となり、この中で9月29日に258円の安値をつけて反発し10月5日に290円で買転換となって上放れの形となっています。

DIC

 

7244 市光工業 東証1部

2012年10月2日の105円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて、中期上昇トレンド(A)を形成しています。この中で2013年10月25日の204円まで上昇後2014年3月20日の130円まで押し目を入れ、5月16日の149円で買転換となって上昇角度の大きいトレンド(B)へ移行しました。ここで今年の6月12日に328円の高値をつけたあと7月7日に304円で売転換となり、日経平均の急落につれて中国景気の悪化から世界景気が不透明との見方が広がり、自動車関連は大きく下落しました。9月7日に184円の安値をつけ、もみあって9月29日に186円の2番底をつけて10月6日に214円で買転換となりました。TPPが大筋合意となったことで関税が撤廃方向に向かい自動車関連には収益が改善することになるでしょう。

市光工業