4004 昭和電工 東証1部

5月8日決算発表。今期大幅増益見通し。

2011年3月27日の195円を高値とし、2012年11月13日の106円を安値とする三角保ち合い(A)を形成しました。この中で、2014年10月21日の130円を安値に反発し、上放れとなって12月9日の185円まで上昇するものの、今年の1月16日の139円まで下押しし、ここから再上昇となって上昇トレンド(B)を形成しています。材料豊富で在庫評価損なく利益急回復。押し目狙い。

昭和電工

 

4008 住友精化 東証1部

5月12日決算発表。2015年3月期は予想をやや下回って着地。2016年3月期は増収増益予想。

中期のチャートでは、2012年11月14日の268円を安値とする上昇トレンド(A)の中にあります。11月14日の268円を安値にアベノミクス相場のスタートに合わせて上昇し、2013年5月20日の429円まで上昇した後、6月17日の347円まで押し目を入れて急騰となり、2014年1月16日の947円の高値をつけました。ここをピークに買われ過ぎからの調整となって短期の下降トレンド(B)を形成していましたが、5月19日の583円、8月8日の595円、10月17日の580円と3点底をつけて10月20日に610円で買転換となり、下降トレンド(B)を上に抜けました。12月8日の830円まで押し目のない上昇となっていましたが、今年の1月16日の752円まで押し目を入れた後は上昇トレンド(C)を形成していました。しかし、5月12日の決算で2015年3月期が予想を下回ったことで大幅下落となって、5月22日の787円まで下げてもみあっています。2016年3月期の見通しは悪くないことから下げ止まっていますが、底値確認をしたかどうかわかりませんので、もう一段下を待ってみるところでしょう。

住友精化

 

4220 リケンテクノス 東証1部

5月8日決算発表。2015年3月期は営業益がやや予想を下回るが、2016年3月期は大幅増収増益予想。

2012年10月30日の197円を底値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)(B)を形成しました。2013年9月2日の296円を安値に角度の大きい上昇トレンド(B)となり、この中で2014年1月10日の691円まで大幅上昇となりました。その後買われ過ぎから下降トレンド(C)へ転換となり5月16日の416円で底打ちとなるものの、7月2日の578円まで反発後、再度上値を切り上げる展開となりました。しかし、下値では10月17日の429円、2015年1月16日の417円、3月20日の421円と3点底の形となって下降トレンド(C)を横に抜け出し、5月8日に459円で上放れとなって6月4日に510円まで上昇しました。押し目買いの形と考えられます。

リケンテクノス

 

4205 日本ゼオン 東証1部

5月3日決算発表。2015年3月期は予想に届かずわずかの下方修正。2016年3月期は増収増益基調に回復。

2012年10月3日の518円を底値に11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成しました。この中で、2013年9月25日の1,344円をピークに業績の下方修正となって12月27日の931円まで下落し、2014年1月20日の1,088円まで反発した後、短期の下降トレンド(B)となりました。この下降トレンド(B)の中で5月8日の821円で底打ちとなり、現在上昇トレンド(C)となっています。この上昇トレンド(C)の中で、2014年10月21日の930円を安値に今年の1月28日の1,256円まで上昇後、3月16日の1,054円まで押し目を入れ、ゆるやかな短期の上昇トレンド(D)を形成しています。

日本ゼオン

 

5707 東邦亜鉛 東証1部

2015年3月期は予想通りの着地。2016年3月期は大幅な増収増益見通し。

2012年8月7日の233円を底値に、下値ラインを(A)→(B)→(C)と角度の大きい上昇トレンドに移行したことで先高観を示すものとなります。2014年3月25日の294円を安値とする上昇トレンド(C)の中で急騰となって2013年2月4日の419円を突破し、8月5日には516円の高値をつけました。ここを当面のピークに買われ過ぎからの調整となって10月17日の337円で底打ちとなりました。その後12月24日の415円まで反発し、再下落となって今年の1月16日に342円で2番底となって再上昇し、5月14日の501円まで上昇しました。当面はダブル天井のような形となって押し目形成中です。

東邦亜鉛