3877 中越パルプ工業 東証1部

2009年5月1日の286円を高値に下降トレンド(A)となり、この中で2010年8月9日の117円で底打ちとなりました。ここを底値に下値を切り上げる上昇トレンド(B)となり、この上昇トレンドの中で2013年7月31日の141円を安値に、やや角度の大きい上昇トレンド(C)へ移行しています。この上昇トレンド(C)の中で、2014年5月19日の163円、10月17日の162円をダブル底にしてもみあっているところで、大きな材料が出て急騰となりました。これは、高分散したポリプロピレン複合材料の開発に成功したというもので、簡単にいうと、鉄鋼の5分の1の重さで強度は5倍、炭素繊維に似たような物質の開発に成功したという事です。この材料で1月27日に228円で買転換となり、1月29日には376円まで上昇し、その後は長い上ヒゲとなって反落が続いています。

中越パルプ工業

 

6878 長野日本無線 東証2部

2月2日決算発表。黒字転換。

2014年5月20日の101円を安値に6月10日に132円で買転換し、2014年12月に技術棟、2015年春に生産棟が日本無線・三鷹製作所から移管竣工、中国工場は2015年夏までに移管完了と、国内外の工場体制整備が評価され急騰となり、7月14日には459円の高値をつけました。ここをピークに買われ過ぎから急落となって8月15日の206円まで下落し、9月8日には404円まで再上昇となった後、再下落となって、12月26日には216円まで下落しました。ここでもみあって2月9日に240円で2回目の買法則が出て、買転換出現となっています。

長野日本無線

 

6445 蛇の目ミシン工業 東証1部

2月4日決算発表。前期と変わらず。

2011年10月10日の50円を底値の基点とする下値切り上げの直角三角形(A)の保ち合いの中で、2014年3月20日の76円を安値に上放れとなって上昇トレンド(B)を形成し、この中でこの年の10月7日に193円まで上昇しました。ここでもみあって11月6日に188円で2山目を形成し、下落となって上昇トレンド(B)を下に切り、今年の1月20日に117円まで下落しました。ここでもみあって2月3日に131円で2番底をつけ、2月6日に147円で買転換出現となっています。

蛇の目ミシン工業

 

4902 コニカミノルタ 東証1部

1月30日決算発表。前期よりやや上方修正。

2012年11月13日の504円を安値にアベノミクス相場がスタートし、上昇トレンド(A)を形成しました。この中で、2014年1月16日の1,140円まで上昇後、短期的な調整となって下降トレンド(B)となり、上昇トレンド(A)を切って5月12日の830円まで下落しました。ここから更なる円安での上方修正期待で2段上げとなって、12月3日に1,477円の高値をつけました。ここで押し目を形成していましたが、1月30日の決算発表で市場予想に届かなかったことで売られ、2月3日に1,146円まで下げて2月5日の1,151円で目先の2点底となって、2月10日に1,189円で買転換となっています。2点底を守れば3段上げの上昇に入ることになりますが、2点底を切ると昨年10月17日の1,046円に対する2番底を探る形となって、当面はリバウンド相場となる可能性があります。

コニカミノルタ

 

6841 横河電機 東証1部

1月30日決算発表。前期予想と変わらず。

2013年4月4日の852円を安値に上昇トレンド(A)を形成し、この中で2014年1月23日の1,743円の高値をつけました。この後もみあって4月2日の1,683円で2番天井となり、上昇トレンド(A)を下に切って8月11日の1,150円まで下落しました。ここから反発するものの11月13日の1,590円が戻り天井となり、今年の2月5日に1,198円まで下げて、2月9日に1,300円で買転換となっているところです。チャートの形は、1,743円を高値の基点とし、1,150円を安値の基点とする三角保ち合い(B)となっており、三角保ち合いの下限で買って、上限に接近すれば利益確定するという投資戦術となります。

横河電機