4212 積水樹脂 東証1部

2012年10月15日の755円を安値に11月中旬にアベノミクス相場がスタートし、11月16日に801円で買転換となって上昇トレンド(A)を形成しました。この中で、2013年11月22日の1,545円を当面のピークにして短期の下降トレンド(B)へ移行しましたが、2014年3月27日の1,280円で当面の底打ちとなり、反発となって下降トレンド(B)を上に抜けて9月25日には1,597円と高値を更新しました。ここから日経平均の急落につれ安して10月17日に1,309円の安値をつけるもののすぐに反発となり、12月8日には1,699円と年初来高値更新となりました。現在はここを高値にしてもみあい、1月14日に1,502円で短期の売転換となったところです。押し目買い有利の形と考えられます。

積水樹脂

 

6640 第一精工 東証1部

会社側では、14年12月期業績予想を上方修正したが、為替の前提は1ドル=95円のため上振れ余地がある。

2013年5月23日の1,678円を高値とし、8月28日の1,042円を安値とする三角保ち合い(A)の中で、煮詰まりつつある途中の2014年5月22日の1,366円で買転換となって上放れし、6月16日の2,016円まで上昇しました。ここから8月8日の1,594円まで押し目を入れて上昇トレンド(B)を形成し、この中で11月13日の1,924円を安値に上方修正期待から急伸、12月8日に年初来高値3,045円をつけた後、買われ過ぎから大きく調整しています。75日移動平均線(1月16日2,252円)を切ってきており、目先は売られ過ぎゾーンに入っていきます。

第一精工

 

9075 福山通運 東証1部

2011年3月11日の東日本大震災直後の3月15日の311円を底値に上昇トレンド(A)の中にあります。この中で、2013年9月11日の664円まで上昇して当面のピークとなり、三角保ち合い(B)となっていましたが、2014年10月17日に日経平均の急落につれ安して下放れとなり、506円の安値をつけました。しかしその後、原油価格の急落によってガソリン価格が安くなり、これは物流の大手にとっては燃料安メリットは相当なものになると考えられ、12月29日には660円まで反発してきました。原油安メリットはまだ織り込み中であり、押し目買い有利と考えられます。

福山通運

 

3258 常和ホールディングス 東証1部

2013年6月26日の2,011円を安値に上昇トレンドとなって、2014年1月23日の3,995円まで上昇。ここを当面のピークにして2月4日の2,839円まで下落後、三角保ち合い(A)を形成しました。この中で、5月21日の3,210円を安値にして上放れとなり、8月1日には4,280円の高値更新となりました。ここをピークに10月14日の3,450円まで押し目を入れて11月4日の4,180円まで反発したところで、11月7日に287万株の公募増資と43万株の第三者割当増資を実施すると発表したことで、株式の希薄化を嫌気して11月10日に3,240円の安値をつけました。ここを目先の底値に反発となって11月7日の3,885円まで上昇後、小さな三角保ち合い(C)となっていましたが、1月19日に3,665円で買転換となっています。

常和ホールディングス

 

7974 任天堂 東証1部

2014年1月10日の16,150円を高値に急落トレンド(A)となって、2月6日の11,215円まで下落しました。ここから2月26日の13,185円まで反発後、再下落となって安値を更新し、5月8日の10,070円で当面の底打ちとなりました。ここから柴田罫線(もしくは週足)では、10670~13,000円のボックス相場(B)を形成していましたが、10月16日の10,530円を安値に上昇トレンド(C)となってボックスを上放れし、12月1日に14,460円の戻り高値となりました。しかし、ここを戻りのピークにして再下落し、今年の1月14日の11,725円、1月16日の11,705円と日足でダブル底をつけて、1月19日に12,125円で買転換となりました。リスクをとらなければ再下落を待って、ボックスの下限11,000円割れを狙うところでしょう。

任天堂