4093 東邦アセチレン 東証2部

今期見通しは小幅減収減益見通しだが、割安株で水準訂正の余地大きい。

2011年3月11日の東日本大震災直後の3月15日の56円を安値に4月12日の116円まで自律反発後、三角保ち合い(A)となりました。この中で2012年11月12日の77円を安値にアベノミクス相場がスタートし、12月25日の89円で買転換となって本格上昇、今年の1月9日には209円の高値をつけました。値動きが荒いものの上昇の形としては上向きの末広がりの上昇となっています。エレクトロニクス向けに水素を製造しており、水素を主燃料とする燃料電池自動車関連の一面を持っています。今年の1月9日に209円まで急騰して大商いとなり、そこから調整となって4月11日の136円で調整完了となって反発、6月25日に195円まで上昇して押し目となっています。25日移動平均線と75日移動平均線が27日(金)時点で共に161円となっており、ゴールデンクロス直前です。

東邦アセチレン

 

6480 日本トムソン 東証1部

2012年11月13日の236円を安値にアベノミクス相場がスタートし、11月22日に307円で買転換出現となった後、大きな角度の上昇トレンド(A)を形成しました。この中で2013年5月21日の604円まで上昇し、ここでいったんピークとなりました。6月13日の420円まで下落して反発後は460~600円のボックス相場となり、この中で今年の1月20日に615円の昨年来高値となった後、下降トレンド(B)を形成、5月7日の450円の安値をつけてボックスの上限に向かう動きとなっています。上昇中の25日移動平均線(30日516円)にサポートされていますので、ここが1つ目の買いポイントとなり、ここを切ると75日移動平均線(30日492円)が2つ目の買いポイントとなります。

日本トムソン

 

4755 楽天 東証1部

ジャスダック市場で、2013年10月8日の1,084円の安値からの上昇トレンド(A)の中で、12月3日の1,540円で東証1部に指定替えし、今年の1月21日には1,843円まで上昇しました。しかし、材料出尽くしから2月5日の1,488円まで下落して2月14日の1,690円まで反発後、短期の下降トレンド(B)を形成しました。この中で5月21日に1,148円の安値をつけて反発し、下降トレンド(B)を上に抜けて7月1日に1,346円で買転換となっています。今後の予想データを会社側が発表していませんが、チャートをみると1,100円水準は強力な下値抵抗ラインであり、5月21日の1,148円で当面の底打ちの可能性が高いと思われます。25日移動平均線(1日時点1,293円)と75日移動平均線(1日時点1,297円)を上回っており、ゴールデンクロスも間近となっています。但し、このまま上昇すれば見送りとなります。

楽天

 

3104 富士紡ホールディングス 東証1部

2011年東日本大震災直後の3月15日の95円を安値に、ゆるやかに下値を切り上げる上昇トレンド(A)となっています。この中で2011年11月11日の135円、2012年3月15日の145円と2点底をつけて7月31日の190円で買転換となり、この年の11月8日に394円まで大幅上昇となりました。ここでいったん材料出尽くしとなって下降トレンド(B)への移行となりました。その後、2013年9月2日の188円で底打ちとなり、もみあった後、2013年2月4日の194円を2点底に再上昇となって3月19日の283円まで上昇し、ここから5月14日の227円まで押し目を入れて、6月13日には297円と戻り高値を更新して、6月27日の268円まで押し目を入れて300円にのせてきています。このまま上昇すれば見送りとなります。

富士紡ホールディングス

 

5940 不二サッシ 東証2部

6月18日にマグネシウム合金の新技術開発報道。業績は経営再建進み収益は改善基調。LED照明、燃料電池など材料豊富。

2010年10月19日の28円を安値にゆるやかに(1)→(2)→(3)と下値を切り上げてきましたが、6月7日の121円を安値に仕手化して急騰し、急角度の上昇(4)となって2013年9月2日には435円の高値をつけました。ここをピークに急落となって11月11日の201円まで下げるものの、もみあった後、再下落となって下降トレンド(A)を形成しました。この中で今年の5月19日の123円を安値に反発となり、6月18日にマグネシウム合金の新技術開発報道で6月19日に178円まで上昇し一服となっています。材料株物色が続けば再び買い直されていきます。ただし、信用買い残が多く、当面は200円水準からは上値が重くなりそうです。

不二サッシ