住宅市場は堅調です。ただ地域差が大きく、シドニーとメルボルンはとりわけ住宅価格が高い一方、その他の地方では軟調です。

オーストラリアは海外の投資家からの住宅投資が多く、そのような海外からの買いで国民の手に届かない値段に吊り上げられているという批判があります。

このような投機的な動きを抑える意味でオーストラリアの銀行は融資基準の厳格化ならびに住宅ローン金利の引き上げを行っています。

これを受けて民間住宅建設許可件数は少しピークアウトした観があります。

雇用

失業率のトレンドはアメリカなどとは逆です。

しかし足下の求人は戻ってきている観もあります。

物価

物価は安定しています。

まとめ

以上をまとめるとオーストラリア経済は中国経済の減速をはじめとする外部環境の暗転の影響を受けています。しかし経済には抵抗力があり、景気は大きく崩れる様相を見せていません。為替や株式市場は一足先に減速を織り込んで調整しました。