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今週は、18,000円水準で値固めの動きか—但し、過熱感高まっており注意が必要—
出島 昇
柴田罫線実践教室
株式会社オルタナレッジ「柴田罫線」で分析した提供レポートです。 「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいりま…

今週は、18,000円水準で値固めの動きか—但し、過熱感高まっており注意が必要—

2016/11/22
株式会社オフィス出島 代表取締役 出島昇氏の提供レポートです。「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析をおこなってまいります。
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先週は、トランプ政策期待とドル高・円安続き、週末は一時18,000円台回復

先週の予測では、先週末の終値が17,344円と11月SQ値を大きく下回っているため早い段階で上にぬければ4月25日(月)の17,613円をすでにクリアーしているので2月1日(月)の17,905円までは、上値抵抗ラインらしいものはないとしました。さらにNYダウの上昇と円安が続けば日経平均は18,000円水準を目指すことになるともしました。 結果的に、すぐにSQ値を突破しトランプ新政権の政策への期待も継続して、NYダウが4日連続の史上最高値を更新し、為替も10日間で9円をこえる円安となったことで週末の日経平均は10カ月ぶりに一時18,000円を回復し、終値では△104円の17,967円で引けました。

週明けの14日(月)は、トランプ次期大統領に対する政策期待を背景にアメリカ株高、ドル高、円安を受け、4月25日(月)の17,613円を突破して△297円の17,672円となりました。翌日は一服するものの16日(水)は前日のアメリカ市場でNYダウが4日連続で史上最高値を更新し、為替も109円台前半の円安とさらに原油高が加わったことで△194円の17,862円と9カ月ぶりに17,800円台を回復しました。17日(木)は高値警戒感から、こう着感の強い動きとなって△0.4円の17,862円でしたが、週末の18日(金)は、前日のアメリカ市場で経済指標が好調なうえにFRBのイエレン議長が議会講演で12月利上げを示唆する発言をしたことで、利上げ観測が高まり1ドル=109.99円まで円安が進行し、これを受けて日経平均は一時△181円の18,043円と10カ月ぶりに18,000円台を回復し、終値では△104円の17,967円で引けました。

日本市場の引け後のアメリカ市場では、高値圏で寄り付くもののドル高への警戒感や週末のポジション調整もからみ、売り優勢となってNYダウは▼35ドルの18,867ドルと小反落しました。但しナスダックはザラ場では史上最高値を更新する強い動きとなっていました。 為替は朝方に国債利回りが上昇に転じ、12月利上げを織り込むドル買いが再燃して、1ドル=110.95円まで買われ110.88円で引けました。シカゴの日経先物は△55円の18,025円でした。

 

今週は、日米ともに休日をはさみ、もみあう展開だが過熱感高まっており要注意

今週も、トランプ氏側での問題ある発言が出ない限り、新政権への政策期待は継続すると思われますが、日米ともに過熱感が高まっており、今週はともに休日をはさんでいることで売買高は膨らみづらく、利益確定売りと期待でもみあいとなり18,000円水準での底固めが想定されます。悪材料が出なければ今年の2月1日(月)の17,905円をクリアーしていますので、17,800~17,900円が目先の下値ポイントで、何らかの悪材料(例えば来週の30日のOPEC総会での減産合意ができない場合など)がでると、調整のきっかけとなります。その場合は17,500円水準が1つめのターゲットとなります。

目先悪材料がでなければ今週はもみあって、その後は12月利上げ観測が高まればドル高・円安が進み、日経平均は18,300円台を目指すことになります。12月のFOMCまで12月利上げ期待が高まって実際に利上げが実施されると材料出尽くしとなり、次はアメリカの利上げが後進国に与える悪影響が注目されてくる可能性もあります。その場合も、トランプ政権の政策の規模と実現性との綱引きとなるでしょう。

11月21日(月)は、先週末にアメリカ株式は一服したものの、アメリカの10年債利回りの上昇が続いていることで、円安進行を背景にシカゴの日経先物は△55円の18,025円となっていましたが、相場は111円台まで円安が進行したことで△70円の18,038円で寄り付き、後場になるとジリ高となって△138円の18,106円で引けました。4日続伸となり18,000円台回復は、10カ月ぶりとなりますので、目先は18,300円水準から上値が重たくなるところですが、過熱感があり注意が必要な局面になってきました。

 

 

(指標)日経平均

先週の予測では、前週末の11月11日(金)のSQ値が17,596円で終値が17,344円でしたので、早い段階でSQ値を上回れば18,000円水準を目指すことになるとし、その場合、トランプ新政権への期待が継続しNY株高、ドル高・円安が続くことが条件としました。

結果的に、トランプ新政権への期待は継続しNYダウは連続して史上最高値更新となり、為替は1ドル=110円台まで上昇し、これを受けて日経平均も週末の11月18日(金)は一時18,043円と18,000円台を回復、終値は△104円の17,967円で引けました。

今週は、日米ともに休日をはさんでいることや、高値警戒感から利益確定売りが出やすいことで、トランプ政策への期待との攻防でもみあいとなりそうです。

アメリカでは、12月利上げ観測とトランプ政権への政策期待から長期金利の上昇が続いており、円安基調となっていますので、ここからの上値追いは利益確定売りで重たいものの下値は限定的と考えられます。

今週は、18,000円水準の下値固めが想定され17,800~18,300円のレンジを想定。

11月21日(月)は、為替が111円台の円安進行となったことで日経平均は4日続伸の△138円の18,106円と10カ月ぶりの水準となりました。18,300円からは上値が重くなるところですが、すでに過熱感がでていますので何かキッカケ次第ではいったん下落の可能性があります。

日経平均

 

 

(指標)NYダウ

先週の予測では、前週から続いているトランプ新政権の政策期待がいったん一服する可能性があるものの、閣僚人事の発表や小売業の決算発表の結果によっては、さらなる上昇も期待できるところとしました。

全体的には、相場は一服するものの、NYダウは最高値更新が続き11月15日(火)は原油価格の上昇や経済指標の好調を受け、NYダウは7日続伸で4日連続で最高値更新となりました。11月17日(木)はトランプラリー再開で3指標(NYダウ、ナスダック、S&P500)とも上昇しましたが、11月18日(金)は週末のポジション調整もからみ全体的に小幅反落となり、NYダウは▼35ドルの18,867ドルで引けました。

今週は、11月24日(木)にサンクスギビング・デー(感謝祭)で休日をはさんでおり、週後半にかけて閑散取引となる可能性があります。経済指標やFOMCの議事録公開を受けて、12月利上げ観測がさらに高まり、長期金利が上昇してドルが買われることになった場合は株価の上値を抑えることになると思われます。19,000ドルの大きなフシ目を前に一服する可能性があります。

NYダウ

 

 

(指標)ドル/円

先週の予測では、前週はトランプ氏の政策期待から長期金利が上昇し、1ドル=106円台後半まで買われましたが、経済指標が好調であれば12月利上げ観測が高まり、日米金利差拡大からドル買いの方向にあるとしました。但し、11月30日(水)のOPECの減産合意が不透明で原油価格が下がればドルの上値を抑えることになるとしました。

結果的には、トランプ政権への期待が継続し、インフレ進行の思惑から長期金利の上昇が続き、さらに原油価格が上昇となり、週末にはイエレン議長の12月利上げを示唆する発言もあり、5カ月ぶりに心理的フシ目の110円を突破し110.95円までドルが買われました。

先週末はイエレン議長が12月利上げを示唆したことで、経済指標の好調さが続けば、さらに利上げを織り込む動きが続く可能性がありますが、トランプ相場もいったん一服となることも考えられます。又、10日間で9円をこえる上昇となっていますので、調整のためのドル売りも考えられ強弱対立するところですので109~112円のレンジを想定。

ドル/円

 

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