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今週は大幅反落後、下値確認の動きへ—大発会は、中国懸念で下げ幅拡大—
出島 昇
柴田罫線実践教室
株式会社オルタナレッジ「柴田罫線」で分析した提供レポートです。 「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいりま…

今週は大幅反落後、下値確認の動きへ—大発会は、中国懸念で下げ幅拡大—

2016/1/5
株式会社オフィス出島 代表取締役 出島昇氏の提供レポートです。「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析をおこなってまいります。
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先週は、3日続伸し19,000円台回復で今年を終わる

先週の予測では、年の最終週で28日(月)29日(火)30日(水)の3日間しかないものの前週で節税のための損失確定売りも終わり需給面が改善するため、ゆるやかな戻りとなることを想定しました。 結果的に薄商いの中を3日連続の上昇となり、△51円の19,033円と19,000円台を回復して引けました。

前週まで5日連続安を受けた週明けの28日(月)は値頃感から押し目買いが入り、下落要因となっていた節税対策売りが終わったことで需給が改善し見直し買いが優勢となり、△104円の18,873円と6日ぶりの反発となりました。29日(火)は欧米株安を受けて反落して始まるものの75日移動平均線(18,826円)を少し割り込んで下げ止まると下値確認をしたとの見方で買い戻しが入りアジア株式が堅調に推移していたことが支えとなり△108円の18,982円と続伸しました。 この日の引け後の海外市場では原油価格が反発したことで欧米株式が大幅反発となりました。 これを受けて大納会の30日(水)は△88円の19,070円で寄り付きました。ただし、ここからの上値は重くこう着感の強い相場となりやや上げ幅を縮小して△51円の19,033円で引けました。

1年間でみると上昇幅は1,582円で△9.0%の上昇率となり2012年以来4年連続で前年の終値を上回りました。年末の終値としては1996年の19,361円以来19年ぶりの戻り高値となります。

アメリカ市場は31日(木)まで営業がありました。日本市場の引け後の30日(水)は原油価格の反落を嫌気しNYダウは▼117ドルの17,608ドルと反落しシカゴ日経先物は▼120円の18,910円でした。さらに31日(木)は新規失業保険申請件数が急増したことを嫌気し、又、年末のポジション調整も加わって▼178ドルの17,425ドルと2日連続の大幅下落となりました。シカゴ日経先物は18,760円となっていました。

 

今週は大幅下落のあと下値確認の動きへ

12月30日(水)の大納会は△51円の19,033円と19,000円台を回復して引けましたが、この引け後と31日(木)のアメリカ市場では、NYダウが2日連続の100ドルをこす下げとなり、これにつれてシカゴ日経先物は31日で18,760円で終了しました。為替も一時、1ドル=120.0円と120円を切る寸前まで下げて120.20円前後の円高で引けています。

今週は4日(月)大発会は、大きく下げて始まる可能性が高いものの、この日は異例の早さで通常国会が召集され、TPP関連法案や児童福祉法改正策などが提出されます。補正予算の規模によっては2016年のテーマである自動運転車、マイナンバー、TPP、電力小売自由化、女性活躍、ロボットなどの物色が想定されますので、下値サポート要因にはなると思われます。

大きく下げたあとは、安値圏でのもみあいが想定されます。柴田罫線でみると12月25日の安値18,744円を終値で下回ると売転換出現となってきます。その場合、終値で12月15日の18,562円を守れるかが注目となり、守れなければ18,300円水準までの可能性があります。守れれば2点底の形となって下値確認ということも考えられます。

今週は週末の8日(金)にアメリカの12月雇用統計を控え様子見ムードとなる可能性が高いと考えられます。アメリカ市場は先週の後半は原油安と新規失業保険申請件数の急増を嫌気して2日連続安となっており原油相場と経済指標は注目するところです。12月の雇用統計の内容が予想よりも強ければNYダウは上昇しドルも多少買われて来週は日経平均も上昇することになります。

大発会の4日(月)は、昨年、最終取引で欧米株式が続落したことを受け、フシ目の19,000円を大きく下回る▼215円の18,818円で寄り付きました。その後、中国の昨年12月の中国製造業PMIの予想を下回る悪化で上海株式が急落し為替も119円台の円高となったことで下げ幅を加速し▼582円の18,450円で引けました。この終値は、昨年の9月29日の安値16,901円から12月1日の高値20,012円までの上昇幅の半値押し(1/2押し)が18,457円ですので、ほぼ半値押しで止まった形です。このあとどうなるかは引け後のNYダウの動きや明日の中国市場の動きにかかっています。(下値のメドは柴田罫線を参考にしてください)

 

 

(指標)日経平均

先週の予測では、年末の最終週で営業日は3日しかないものの、節税目的の売りも終わり需給が改善したことや実質2016年相場入りでテーマ株中心に、ゆるやかな戻りを試すとしました。

結果的に28日(月)は薄商いながら見直し買い優勢となって△104円の18,873円と6日ぶりの反発となり29日(火)はアジア株が堅調であったことで、このところ下落の目立っていた銘柄に買い戻しが入り△108円の18,982円となりました。さらに30日(水)は原油価格の反発を受けて欧米株式が反発し、これを受けて寄り付きで19,000円台を回復し、その後は上値の重いものの△51円の19,033円と3日続伸で引けました。

今年の大発会は、昨年末の欧米株式の大幅下落を受けて、大きく下げて始まることが想定されます。下値は目先18,600円水準ですが、上値も19,200円水準と限定されます。チャートからは引け後の終値で18,744円を下回って引けると売転換となります。12月15日の18,562円の安値を切ると18,300円水準が下値ポイントとなります。

1月4日(月)の大発会は昨年末の欧米株式の下落から▼215円の18,818円で寄り付き下げてもチャートからは18,600円水準では止まることを想定していました。ところが中国の12月製造業PMIが予想の49.0を下回る48.2となったことで中国の景気低迷から世界経済への懸念が広がり、12月15日の18,562円を終値で切り一段安となって▼582円の18,450円で引けました。世界同時株安の動きとなれば18,300円水準を切ると18,000円が視野にはいってきます。1月4日(月)の終値18,450円は昨年の9月29日の安値16,901円から12月1日の高値20,012円までの上昇幅の1/2押し(18,457円)となっています。ここを切って2/3押し(17,938円)ならば18,000円水準を試すことになります。中国株式の動きに注目となります。

日経平均

 

(指標)NYダウ

先週の予測では、年末で市場参加者が少なく閑散取引の中で上値の重い展開を想定しました。

先週は原油相場に振り回される展開となりました。週始めの12月28日(月)は原油価格の下落で▼23ドルの17,528ドルとなったものの12月29日(火)は原油価格の大幅反発を受け△192ドルの17,720ドルとなりました。しかし12月30日(水)は再び原油価格が下落したことで▼117ドルの17,603ドルと下落し12月31日(木)は新規失業保険申請件数が急増したことや年末のポジション調整もあり▼178ドルの17,425ドルと続落しました。1月1日(金)は新年で休日でした。

今週もNYダウは原油相場の動き、経済指標の発表に左右される展開となりそうです。原油相場は現時点では、まだ底値を確認しているとは言えず上昇しても戻り売りに押される展開となります。原油相場が特別大きな下落にならなければ今週は週末の12月雇用統計が注目となります。内容が予想を上回れば株買いドル買いとなり、そうでなければ株売りドル売りとなるところです。NYダウは当面は17,100~17,800ドル台のボックス相場が継続する可能性が高いと思われます。

NYダウ

 

(指標)ドル/円

先週の予測では、年末のためドル・円は緩慢な動きを想定しました。現状は円安基調となっていますが、中長期的にみれば2016年度はアメリカの段階的な利上げが予定されており、ドル買いが大きく後退することはないとしました。週間を通して120~120.5円の狭い間の動きとなり、週末は120.01円まで下げて120.20円で引けました。

現在の円安はアメリカの利上げについては、かなり前から言われていたことで、ドル買いが積み重なり、利上げ開始で目先材料出尽くしとなりドル買いのポジションを調整しなければならなくなっていることが1つの要因として考えられます。

もう1つは原油相場が底打ちの兆しをみせないことで産油国、新興国の経済不安が高まりリスク回避の円買いとなっている要因もあります。

今週も基本的には円高基調の中で120円を試す動きとなりそうです。週末のアメリカの12月雇用統計が予想を上回ればドル買い、予想を下回ればドル売りとなります。原油の一段安があれば120円を切って119円というところです。チャート上は118~123円のボックス圏の中の動きとなります。

ドル/円

 

 

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