図:NY金 先物 (期近)日足チャート
単位:ドル / トロイオンス

出所:マーケットスピードより楽天証券作成

米雇用統計 良い数字でドル買いゴールド売り(2016年8月8日(月)掲載分より)

ゴールドは金曜日の米国の時間までは一進一退の小動きでしたが、今週の最大の注目点はやはり金曜日の米雇用統計でした。Non-farm payroll(非農業部門雇用者数)は18万0000人増という市場予想に対して、25万5000人増と大幅に予想を上回る良い数字となりました。この瞬間にゴールドは1,264ドルから1,234ドルへ急落しました。先月の速報値であった28万7000人という数字も、29万2000人に改善され、米国の雇用市場が改善していることが鮮明となりました。これにより、FRBの9月の金利上げの可能性が大きくクローズアップされ、NYダウが上昇、そしてゴールドには何よりもドルの上昇(ドルインデックスは96.24へ急騰)が最も大きな売り材料となりました。しかしながら、これが長期的なゴールド上昇トレンドの逆転となるかはまだ不確定。米国以外の国々、特に日本のさらなる金融緩和による景気刺激策、そしてBrexitによる欧州の先行き不安、迫り来る米大統領選挙を考えるとまだまだゴールドの出番は終わったわけではなく、逆にまた今回の雇用統計による下落も限定的なものとなるのではないでしょうか。

CFTC Commitment of Traders Report as of 02 Aug 2016(2016年8月8日(月)掲載分より)

出所:8月8日(月)の池水氏のレポートより抜粋

1,044から1,105トンへ増加。これで8週連続で1,000トン越え。もはや1,000トン天井説は終わり?

雇用統計待ち(2016年8月5日(金)掲載分より)

雇用統計前の小動き、やなりドルの動きに反応した動きでした。今晩発表の7月の雇用統計、NFPは171,000人の増加予想。これより多いか少ないかでドルが強くなるのか弱くなるのか、それでゴールドが下がるのか上がるのか、という毎度の発表の夜の動きになります。9月か12月かの利上げの可能性もこの数字がどちらかに振れると可能性が大きくなるか小さくなるかということになるでしょう。よっぽどの数字が出ない限りはあまり今のレンジからは離れることはないような気がしますが。

ドル戻してメタル下落(2016年8月4日(木)掲載分より)

やっぱりドル相場、今週の頭に書いたとおり、ドルの動きで貴金属は動いています。昨日は下がったドルが少し戻したことからその分貴金属は若干の下げとなりました。また金曜日の米雇用統計もあり、様子見というところもあったようで、出来高は少ないマーケットでした。一歩先に昨日発表された民間のADP雇用統計の7月の数字は179,000人の雇用者数増加で、市場予想の171,000人を上回る数字となり、これによりドルが買われ、ゴールドは1,364ドルから1,354ドルへ10ドル下がるという動きになりました。金曜日の本ちゃん待ちですね。

ドル安メタル高続く(2016年8月3日(水)掲載分より)

8月のHolidayシーズンの中静かなマーケットですが、昨日はまたドル安のため全メタル上昇しました。ドルインデックスは過去6週間ぶりの低水準となりました。ドル円は100円台、ゴールドと全く対照的な動きとなっています。100円割るレベルでドル買いたいなと個人投資家的視点で思っています。

目立った動きなし(2016年8月2日(火)掲載分より)

貴金属は全部しっかりですね。ただ昨日はあまり目立った動きはなし。WTI原油が一時40ドル割れの場面もあったようですが、まったく関係なく貴金属は上昇傾向変わらず。特筆事項特になし。