7014 名村造船所 東証1部

11月6日の決算発表では、7-9月期経常は36.3億円の黒字に転換。14年3月期は新造船の手持ち量増加や円安による採算向上で経常増益。

7月16日より大証1部から東証1部へ移行しました。現在、7月30日の755円の安値からの上昇トレンド(A)の中にあります。この中で、8月13日の936円、8月29日の942円と2点底をつけて9月19日の1,400円まで上昇後、10月8日の1,144円まで押し目を入れて再上昇となって10月21日に1,560円の高値をつけました。ここを目先のピークにして10月11日の1,132円まで大幅下落後、11月18日の1,315円まで反発。もみあったところで11月20日の1,231円、11月26日の1,240円とダブル底に近い形となって再上昇し、11月28日に1,340円で買転換出現となりました。造船株全体も出遅れていますが、この銘柄は値幅取り銘柄ですので、大きな上下動があります。

名村造船所

 

7282 豊田合成 東証1部

10月31日の決算発表では、7-9月期経常は16%増の115億円。通期を従来比5%増に上方修正。

2012年7月4日に1,865円まで上昇後、直角三角形の保ち合い(A)を形成し、この中で6月4日の1,449円、10月11日の1,477円と2点底をつけて10月11日の1,477円を安値に反発となりました。その後11月中旬のアベノミクス相場にサポートされて上放れし、今年の5月22日には2,830円まで上昇しました。ここを当面のピークに6月7日の2,228円まで下落して、再び上値を切り下げる直角三角形(B)の形となって煮詰まり、11月28日に2,507円で買転換となって上放れ寸前にあると思われます。上方修正にもかかわらず出遅れているのは、大幅な円安にもかかわらずトヨタ自動車などが出遅れていたためですが、自動車株も物色されてきました。

豊田合成

 

5411 ジェイ エフ イー ホールディングス 東証1部

10月25日の決算発表では、14年3月期は鉄鋼が自動車用に堅調。在庫評価損減もあり経常増益。

2012年7月25日の969円、9月3日の941円、10月10日の968円と3点底(逆三尊天井)をつけて11月16日の1,202円で買転換出現となり、アベノミクス相場にサポートされて2013年2月4日の2,275円まで急騰となりました。ここから4月3日の1,603円まで押し目を入れた後は、上値は下値の上昇角度よりも小さい上向き先細三角形の上昇となっています。目先は、この上向き先細三角形の中で下値ラインに到達してもみあっているところです。現在の相場は、日経平均は上昇しているものの先物主導で一部の値ガサ株に偏っており、出来高も低水準ですので、出来高の増加を待つことになります。

ジェイ エフ イー ホールディングス

 

1878 大東建託 東証1部

11月11日の決算発表では、業績は前回と同様好調。保育施設付き賃貸住宅の建設・運営を開始。利便性アピールし入居率高める。

基本的には中期上昇トレンドの中で、2012年6月4日の6,640円の安値からの上昇トレンド(1)が、2013年4月2日の7,490円を安値に上昇トレンド(2)へ移行し、相場が人気化していることを示しています。この上昇トレンド(2)の中で5月9日に11,040円の高値をつけて当面のピークとなり、6月7日の8,410円まで下落したあと7月5日の9,590円まで戻し、その後は三角保ち合い(A)となっていました。この中で8月16日の8,750円を安値に上放れとなり、9月25日に10,120円まで上昇し、10月8日の9,220円まで押し目を入れて再上昇、10月25日には10,860円まで上昇しました。ここから押し目を入れて11月29日の9,630円まで下げています。

大東建託

 

1890 東洋建設 東証1部

11月11日の決算発表では、7-9月期経常益は23倍の15.2億円。14年3月期は手持ち工事の潤沢や不採算案件圧縮が奏功し経常増益。

2011年3月25日の610円を高値に下降トレンド(A)を形成し、この中で2012年10月12日の204円を安値に2013年1月10日には332円まで上昇しました。しかし、この時点では足元の業績は振るわず再下落となって6月27日に220円、8月30日に230円と2点底をつけました。その後、業績が急回復してきたことで上昇トレンド(C)へ移行し、この中で11月11日に398円まで上昇して押し目を形成しているところです。2011年3月25日の610円からの下降トレンド(A)を上に抜けており、10月7日の295円の安値を切らなければ暫く上昇基調が続くものと思われます。

東洋建設