7999 MUTOHホールディングス 東証1部

四季報2013年夏号によると、CAD事業など情報サービス堅調。主力の大判IJプリンタは国内や欧州向け尚低迷でも、米国向け拡大。新製品の投入も奏功。外注費軽減で粗利率も改善し、営業利益上向く。為替差益見込まず。

5月14日(終値333円)にオフィス出島の有料コースで研究銘柄として推奨しました。255円を終値で切るといったん損切り前提に、270~280円を待って買い、短期の利食いを330~350円、中期では350~400円としました。しかし、そのまま続伸すれば350~380円というところまでですので見送りとも予測しました。

結局、翌日の5月15日に370円まで上昇して大商いとなり、ここを目先のピークに6月7日の245円まで下落しました。しかし、業績の上方修正期待から急騰となり、7月11日に561円の高値となりました。ここから日経平均の大幅下落につれ安して下落し、6月7日の245円から7月11日の561円までの上げ幅の1/2押し(403円)を少し切るところで7月29日の382円、8月1日の383円とダブル底をつけ、8月2日に419円で買転換出現となっています。

MUTOHホールディングス

8473 SBIホールディングス 東証1部

四季報2013年夏号によると、ネット証券が絶好調。アセットマネジメント良好、海外案件で為替差益も。住宅ローン残高が着実増。損保は黒字化が射程圏に。韓国のモーゲージも順調。バイオ関連織り込まず営業益著増。増配濃厚。

2012年6月4日の472円、9月6日の456円を2点底に、三角保ち合い(A)を形成していました。煮詰まったあと上放れし、11月5日の671円まで上昇、11月9日に566円の押し目を入れたところでアベノミクス相場のスタートとなり、当初は緩やかな上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で、2013年4月4日に758円の安値をつけて4月8日に888円で再度の買転換が出現し、業績の上方修正を受けて急騰、4月24日には1,990円まで上昇しました。その後高値圏でもみあい、5月10日に1,712円で売転換が出現し、6月3日に1,160円まで下落。ここから反発するも三角保ち合い(C)を形成して下放れとなり、6月27日の943円で当面の底打ちとなりました。7月8日に1,374円まで戻しましたが再下落となり、7月29日に1,015円まで下げて反発し、8月2日に1,144円で買転換出現となりました。

SBIホールディングス

6641 日新電機 東証1部

四季報2013年夏号によると、電力機器は国内で横ばい保つ一方、中国の電力会社向けが停滞。ただビーム・真空応用装置で高精細の中小型FPD製造装置が出荷増。太陽光発電向けシステムやパワコンも好調持続。営業増益。中国会社清算等の特損消え最高益圏。連続増配。

2011年7月25日の802円を戻り高値に大幅下落となり、11月24日の402円まで下落。その後は上値を590円水準、下値を400円水準とするボックス相場へ移行しました。この中で今年4月4日の407円を安値に業績上方修正期待から急反発し、5月24日の707円まで上昇しました。その後は日経平均の急落につれ安して6月7日の562円まで下げ、ここから日経平均の反発につれて7月16日の763円まで上昇しました。ここで目先材料出尽くしとなり、8月1日の578円まで下げて反発しかかっているところです。

日新電機

1419 タマホーム 東証1部

四季報2013年夏号によると、14年5月期は期初手持ちの増加に加えて、受注も伸び、注文住宅の引き渡しは9,000棟(前期8,000棟強)程度に拡大。円安で木材など資材費上昇するが営業増益。金融手数料、上場費用も消える。

3月27日に上場。この日の1,870円をピークに下落し、下降トレンド(A)を形成。この中で6月24日の1,005円で当面の底打ちとなり、7月10日には1,363円まで上昇。再下落となって(1)7月29日の1,022円、(2)7月31日の1,030円、(3)8月5日の1,046円と安値圏で順上げの3点底(逆三尊天井)となって8月6日に1,097円で買転換出現となっています。4カ月強のチャートですが、三角保ち合い(B)の中の安値圏での動きとなっており、目先は三角保ち合い(B)の上値斜線に押さえられる形ですが、ここを抜けると上放れとなると考えられます。

タマホーム

7011 三菱重工業 東証1部

四季報2013年夏号によると、円安進行と操業度向上で航空製造分担品が採算一段改善、利益柱のガスタービンは受注残を順調に消化。プラントなど機械・鉄構の仕事増え、フォークリフトで再編効果。会社計画は最低線、営業益続伸。

2009年以降、上値を400円水準、下値を270円水準とするボックス相場入り。この中で昨年11月13日の315円を安値に反発、11月22日の364円で買転換が出現し、アベノミクス相場にサポートされてボックス相場を上に抜き、今年5月23日には765円まで上昇しました。ここを当面のピークに日経平均の急落と円高へのブレを受けて下落となり、6月21日には、昨年7月25日の288円から今年5月23日の765円までの上昇幅の1/2押し(527円)水準の513円まで下げて反発し、7月18日には658円まで上昇しました。しかし、再度の日経平均の急落につれ安し、7月31日に527円まで下げて反発しているところです。ここでは2つの投資スタンスが考えられます。この銘柄は日経平均に連動していますので、日経平均が現在の三角保ち合いから上放れて上昇する場合と、下放れる場合です。

三菱重工業