5706 三井金属鉱業 東証1部

四季報2013年春号によると、機能材料低迷。前半の金属価格低迷響くが、終盤の円安で価格押し上がる。会社数字堅め。14年3月期は機能材料横ばいだが、金属・資源の円安効果大。PC向け電材や自動車機器停滞こなし、営業益反発。

決算発表の翌日の5月10日に229円で買転換が出現したことで、5月14日に弊社有料サイトにて210~220円台で買って、短期利食い250~260円としました。翌日の5月15日に大商いとなって235円を安値に上値を試す形となり、5月22日に278円まで上昇したところで、翌日の5月23日に日経平均が▼1,143の14,483円と急落し、つれ安した形となりました。6月3日は223円の安値があって▼9の227円となっています。丁度5月10日の229円の買転換の水準まで下げていますので、この水準からは買い有利と考えられます。ただし、急落につれた大幅下落となっていますので、目先は戻り売りの形と考えられます。

三井金属鉱業

6501 日立製作所  東証1部

四季報2013年春号によると、HDD剥落。高機能材料が在庫評価減で寄与縮小。電子装置も想定以下。営業増益幅縮小。14年3月期は火力発電を1月分離。インフラ堅調、家電と高機能材料が改善。資材費低減も。ルネサス持分損ない。

2009年2月21日の230円、12月1日の227円をダブル底とする上昇トレンド(A)の中で、2012年10月15日の401円を安値に11月14日のアベノミクス相場のスタートを受け、2月4日の568円まで上昇後、2月15日の505円まで押し目を入れました。この水準でもみあった後4月9日に569円で買転換が出現し、4月12日に647円をつけて上昇トレンド(A)の上値ラインにアタマを押さえられて押し目を形成しているところです。弊社、有料サイトでは4月19日に買いポイント(1)580~600円、短期利食い目標640~670円、中期700~750円としました。

しかし、5月2日の605円までしかさげず、ここから急伸となって5月20日には801円まで上昇しました。この801円をピークに日経平均の急落につれ安していますので、大きく下げたところはまずはリバウンド狙いの買いチャンスと考えられます。

日立製作所

4183 三井化学 東証1部

四季報2013年春号によると、ウレタン採算改善。だが化学品は火災事故のうえ市況悪化想定超。営業減益幅拡大。14年3月期は化学品市況は最悪期脱し事故影響薄まる。円安恩恵も。営業益底入れ。固定資産処分等特損見込まず。

2009年3月3日の201円を安値にこの年の8月17日の390円まで上昇し、その後は200円水準を下値に、上値を切り下げる直角三角形(A)の保ち合いとなっていました。しかし、この中で2012年2月27日の286円を高値に急激な円高から業績が下方修正され、三角保ち合い(A)を下放れし、10月10日の143円まで下落しました。ここでアベノミクス相場が始まり、為替も円安進行となったことで上昇トレンド(B)へ移行し、今年の4月4日に183円まで押し目を入れて、業績黒字転換を好感し大幅上昇となって5月22日に315円まで上昇しました。しかし、日経平均の急落に合わせて大きく下落していますので、目先はリバウンド狙いの買いチャンスと考えられます。

三井化学

5471 大同特殊鋼 東証1部

四季報2013年春号によると、特殊鋼専業で世界最大級。自動車や産業機械向け特殊鋼が数量減。スクラップなど原材料高響き減益幅拡大。減配。14年3月期は特殊鋼や機能・磁性材料の在庫調整が一巡。原材料高残るが製品価格転嫁徐々に進み、営業益上向く。

2009年2月24日の201円で底打ちし、上昇トレンド(A)を形成しました。この中で2011年2月16日の582円まで上昇後、3月11日の東日本大震災を受けて急落し、3月15日の370円まで急落するもののすぐに切り返し、上昇トレンドを継続していました。しかし、2012年3月21日の589円をつけたところで反落となり、4月6日の535円で売転換が出現し、円高が加速したことで上昇トレンド(A)を下に切って下降トレンド(B)へ移行しました。11月13日の294円で底打ちとなり、アベノミクス相場のスタートとなって11月16日の329円で買転換が出現し、上昇トレンド(C)へ転換しました。急角度の上昇となって、5月23日には690円の高値をつけましたが、日経平均が急落となってつれ安して押し目を形成しているところだと思われます。

大同特殊鋼

7732 トプコン 東証1部

四季報2013年春号によると、測量やGPS関連が軸。欧州眼科向け不振でも米国で建機・農機向け新製品が躍進。国内も合理化効果大。増益幅拡大。14年3月期は土木関連に復興特需。円安で輸出採算改善。為替差損減。事業撤退特損消滅。連続増配か。

2006年3月27日の4,490円を史上最高値に急角度の下降トレンド入りとなり、2009年2月20日の250円で底打ち。ここから大底圏でボックス相場に近い緩やかな上昇トレンド(A)となっていましたが、昨年10月11日の344円を安値にアベノミクス相場による円安転換で急騰し、今年5月15日には1,350円と半年で約4倍化しました。

業績は急回復していますので、昨年10月11日の344円から今年5月15日の1,350円までの上昇幅の1/2押し(847円)水準へ向かう下げは、リバウンド狙いとなります。100株単位で買えますので、現水準(5/7終値890円近辺)から買い下がりもよいでしょう。

トプコン