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今週は、14,300円台では要注意-中長期チャートでは、大きな上値のフシの1つ-
出島 昇
柴田罫線実践教室
株式会社オルタナレッジ「柴田罫線」で分析した提供レポートです。 「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいりま…

今週は、14,300円台では要注意-中長期チャートでは、大きな上値のフシの1つ-

2013/5/8
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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先週の連休谷間の3日間は様子見で、日経平均4日続落

先週の予想では、連休の谷間で3日間の営業日しかなく、様子見ムードの可能性が高いため、個人主体の材料株物色やテーマ株の物色となりそうだとしました。

連休明けの4月30日(火)は、前日の海外株式が高かったものの為替が97円台の円高となったことで上昇できず、▼23の13,860円でした。その後も引き続き円高基調だったことで主力の輸出関連の大型株中心に売られ、5月1日(水)は▼61の13,799円、2日(木)は▼105の13,694円と4日続落となりました。しかし、想定したようにテーマ株や中小型株の出遅れ株が物色されました。

アメリカ株式は、週末の雇用統計の改善で、NYダウは史上最高値更新

日経平均の目先の動きを決定するのはアメリカでのFOMCや週末の雇用統計にかかっているとしました。NYダウは、4月29日(月)が△106の14,818ドル、30日(火)が△21の14,839ドルと堅調でした。5月1日(水)は、4月ADP雇用者数が予想を下回ったことで週末の4月雇用統計が懸念され、ISM製造業景況指数が5カ月ぶりの低水準となったこともあり、▼138の14,700ドルと大幅下落しました。但し、FOMCの声明文でQE3の継続が明らかとなったことでさらに売り込まれる状況とはなりませんでした。そして2日(木)は、新規失業保険申請件数の予想外の減少で翌日の雇用統計の改善も期待され△130の14,831ドルとなり、3日(金)に発表された注目の4月雇用統計が予想を上回る改善となったことで、売り方の買い戻しも入って一時15,009ドルと15,000ドルを突破し、終値は△142の14,973ドルで引けました。

この雇用統計の改善を受け、ドルが一気に99円台まで買われ、前日までの悲観論が後退し円の急落となったことで、時間外では日経平均は急騰し14,000円台のせとなっていました。

今週は、14,300円水準では要注意…高値14,300円水準がなぜ上値のフシなのか

今週は、先週末の雇用統計の予想を上回る改善を受けてNYダウが15,000ドルの大台を一時回復し、為替も1ドル=97円台から99円台までの円安となったことで、シカゴCMEは14,170円となっていました。昨日の6日(月)のNYダウは、方向性が定まらない動きとなっていたものの、為替が99円台のままであることで、今週は14,000円台での動きが想定されるところです。ただ、ここからは今までの中で一番大きな上値のフシに挑戦することになります。それが今まで想定してきた14,300円水準です

この14,300円水準がなぜ強力な上値のフシになるのかというと、月足のチャートをみて下さい。1989年12月29日に38,915円の史上最高値をつけたあとバブル崩壊となって暴落し、1992年8月18日の14,309円で1番底、1995年の14,485円で2番底とダブル底に近い形となって1996年の22,666円まで上昇しました。その後、この14,300円水準を上回る相場が、2006年のITバブル時の4月12日の20,833円、2007年のアメリカのドル高・円安転換による上昇の2007年7月9日の18,261円と2回ありましたが、その後2009年3月10日に7,054円で安値更新となってここではじめて大底打ちとなりました。ここからの上昇ですので、バブル崩壊後の14,309円と14,485円は大きな上値抵抗ラインとなります。

正確には、月の終値で14,485円を上回って引けると、バブル後の清算が行われたとみてよく、次は2万円目標(その前に2007年の18,261円のフシがありますが)となります。

本日は、△266の13,960円で始まり、すぐに14,000円にのせて上値を試す形となり、△486の14,180円で引けました。この「出島式投資ワールド」では、中長期のチャートからみる限り14,300円台が上値のフシになるところですので、利益確定優先、新規の買いは調整待ちというのが基本です。

(指標)日経平均

先週は、連休の谷間で3日間の営業日しかなく、様子見ムードとなって材料株、テーマ株の物色となるとしました。為替はFOMCや週末の雇用統計次第とし、結果によっては上下どちらかに大きく動くことになるとしました。

結果的に、4月30日(火)、5月1日(水)、2日(木)の3日間は為替が97円台までの円高に振れたことで主力の輸出関連株が一服し、日経平均は前週末から4日連続の下落となり、2日(木)は▼105の13,694円と13,600円台まで押し目を入れていました。しかし、個別株やテーマ株は活発となり個人投資家中心の相場となりました。週末の雇用統計の結果は予想を上回って為替が一気に99円台の円安となったことで、週明けの日経平均は大きく上昇して始まることが想定されました。

連休明けの7日(火)は、雇用統計の予想を上回る改善でアメリカの景気回復の減速懸念が薄れ、NYダウが大幅上昇となったことで△486の14,180円と5日ぶりの大幅反発となりました。ただ、大きく上昇した割には売買代金は膨らんでおらず、売り方の買い戻しと仕掛けてきな買いとの見方があります。14,300円台には月足での大きな上値抵抗ゾーンがありますので、ここからは注意が必要です。

日経平均

(指標)NYダウ

先週は、FOMCや4月雇用統計に注目としました。全体的には景気回復の勢いが鈍っているとの警戒感もあり、一喜一憂の動きを想定しました。

週明けの29日(月)は、イタリアの新政権が緊縮財政からの転換期待やECBの利下げ観測から△108の14,818ドルと大幅上昇するものの、5月1日(水)には4月ADP雇用者数が予想を下回ったことで、週末の4月雇用統計が懸念され、▼138の14,700ドルの大幅下落となりました。しかし、2日(木)は新規失業保険申請件数が大きく減少したことで雇用の改善が期待され△130の14,831ドルと反発し、さらに週末の4日(金)は4月雇用統計が予想を大きく上回った上に2~3月分も上方修正されたことで一時15,009ドルをつけ、大引けは△142の14,973ドルと史上最高値を再び更新しました。

柴田罫線では、4月11日の14,887ドルの高値を抜いて再度の買い転換となっていることで、さらなる上昇が期待できることになります。ただ、決算も終わり、目先は大きな経済指標の発表もないところから今後の景気の動向をみるから神経質な展開も想定されます。雇用情勢がポイントですので、9日の週間の新規失業保険申請件数の結果は材料となります。目先は、15,000ドル水準での一進一退を想定。週明けの6日(月)は材料難で方向感のない動きとなり、▼5の14,968ドルで引けました。

NYダウ

(指標)ドル/円

先週は、連休の谷間に入り、様子見ムードが強いなか、週末3日(金)の4月雇用統計までは動きづらいとし、目先は急激な円安の反動で円の買い戻しが入りやすいが、雇用統計が予想を上回れば再び100円に挑戦することも考えられるとしました。

週初めは前週末に米GDPが予想を下回ったことで97円台の円高となり、その後も2日(木)までは米経済指標も予想を下回るものが多く、97円台でのもみあいが続きました。しかし、週末3日(金)の雇用統計が予想を上回ったことでドルが買われ、円が急落して99円台の円安進行となりました。

今週は、1ドル=100円を目指す動きとなっても100円を突破するには材料不足といえます。1日(水)のFOMC声明では、さらなる緩和拡大の余地を示唆しており、ドル売り要因となりますので、日米金利差が拡大するにはまだ時間がかかりそうです。100円を前に一進一退の動きが想定され、98~99円台を想定。

ドル/円

 

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