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「柴田法則」個別銘柄分析10月第5週
出島 昇
柴田法則個別銘柄分析
柴田罫線をよく知っていただくため、毎週5銘柄の柴田罫線による分析をご紹介します。銘柄は東証1部の銘柄を中心に直近の出来高上位銘柄や話題になっている銘柄、又、柴田罫線の法則がわかり…

「柴田法則」個別銘柄分析10月第5週

2012/10/29
ツガミ、関電工、三菱重工業、東レ、野村ホールディングス
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6101 ツガミ 東証1部

四季報秋号によると、スマホ市場活況で、主柱の小型自動旋盤が大幅増。新投入のマシニングセンタも上乗せ。HDD向けの落ち込みや下期減速あっても前半の貯金大。会社計画は過小。大幅営業増益。増配。最高純益更新。

10月15日の発表で、2012年4-9月期の連結純利益が前年同期の約3.6倍の31億円になったと発表。従来予想は28億円。中国のスマホ受注が想定以上に伸びたためだが、7月から急減しており、11月の決算発表では従来予想の据え置きか小幅の上方修正の可能性。

8月2日(木)の終値518円の時点で、8月1日に522円で買転換が出現し下降トレンド(A)を上放れしつつあるところから、7月18日の463円を終値で切ったら損切り前提の押し目買いで、600円水準を利食い目標としました。翌日の3日に496円まで押し目を入れ急上昇となって、8月28日には利食い目標の600円を軽く突破し660円まで上昇して目標達成となりました。再度分析します。

この1年ぐらいのチャートの動きをみると、昨年10月5日の259円を安値に急騰となって、今年3月28日の990円まで約半年で3.8倍となりました。ここから本格調整となって下降トレンド(A)を形成し、7月18日の463円まで下落し、その後は自律反発となって下降トレンド(A)を上に抜け、8月28日の660円で戻り天井をつけました。その後再下落となり、10月1日の468円の安値をつけた後は緩やかな上昇トレンド(B)となっていました。この動きの中で、10月15日にザラ場で457円の年初来安値を更新したところで4-9月期の上方修正の発表があり、10月19日には516円で上放れの形となっています。チャートからみると押し目買いの形ですが、7-9月期の決算発表を11月に控えており、結果はどうなるのかわかりませんが損切りをきめて買ってみるところと考えられます。

ツガミ

1942 関電工 東証1部

四季報秋号によると、利益柱の東京電力向け配電線工事が受注単価下がり採算急悪化。風力発電所工事、原子力工事も減る。ただ屋内線工事がリニューアル中心に想定上回り、営業減益幅縮小。負の税効果影響消える。

7月30日に2012年9月上期の経常利益を34億円→41億円に上方修正し、一転12%の増益へ。

2010年以降のチャートの動きをみると、この年の4月26日の636円を高値に下降トレンド(A)を形成し、この中で2011年11月25日の303円で底打ちとなりました。ここから2012年3月9日の450円まで上昇したが再下落となり、5月9日の311円の安値をつけ反発するものの、6月29日の390円まで戻したあともみあいとなっています。チャートの形をみると、下値を切り上げる角度が(1)→(2)→(3)と上がっており、基本的には上値を目指す形といえます。(3)のラインの中で、10月11日に361円の安値をつけて反発し、10月22日に392円まであって6月29日のザラ場高値390円を上回り、終値は390円となっています。

決算発表がまだですので押し目買いのリスクはありますが損切りをきめて買ってみるところと考えられます。

関電工

7011 三菱重工業 東証1部

7月31日の決算発表で、2012年4-6月期の連結決算は、経常利益が前年同期比15%減の253億円と下方修正。売上高は6%増の6,491億円、純利益は96%増の188億円だった。2013年3月期の経常利益は前期比7%減の800億円と従来予想を据え置いた。

チャートは、上値では400円水準の抵抗ラインを形成しているが、下値では緩やかな上昇ラインを形成。下降で買って上限で売る投資戦術。

8月27日の終値336円の時点では、このまま上昇すれば340円台でカラ売りし310円台で買い戻し、このまま下げると300円水準の押し目待ちとしました。結局、目先的にはこの日(8月27日)の339円をピークに押し目となり、9月6日に309円まで下げて反発となり、10月19日(金)には358円まで上昇してきました。360円台にのってくればカラ売りを考えることになります。

三菱重工業

3402 東レ 東証1部

9月29日の日経新聞によると、2012年4-9月期の連結営業利益は前年同期に比べ4割減の380億円前後と、従来予想を20億円ほど下回りそうだ。夏以降、自動車向け部材の出荷が減速傾向にあるうえ、薄型テレビの生産回復の遅れも響く。世界景気の減速を受けて、13年3月期通期の業績予想を引き下げる可能性もある。

2008年9月のリーマンショック以降の動きをみると、2009年3月9日の350円で底打ちとなり、上昇トレンド(A)を形成しました。この中で2011年3月4日の643円の高値をつけたところで3月11日の大地震発生で急落しましたが、戻りは早く、500円台のもみあいのあと今年の3月27日には631円までの上昇となりました。ここを戻りの2番天井にして大幅下落となり、5月28日に528円で売転換が出現し、下方修正を受けて上昇トレンド(A)を下に切って10月11日には421円まで下落しました。2010年7月1日の420円に対するダブル底の形ですが、これが確定するには9月19日の499円を終値で上に抜く必要があります。しかし、チャートの下放れの形と現時点での業績からみると戻り売りの形であり、460円台より上はカラ売り有利と考えられます。

東レ

8604 野村ホールディングス 東証1部

四季報秋号によると、前期実施のコスト削減効き海外損失額縮小。国内は株不透明だが投信手数料や運用報酬が着実増。ホールセールは上期不調、下期上向いても補えず。下期に増資・IPO案件拡大も、主幹事獲得に不安。インサイダー関連情報漏洩で業務改善命令。

2010年4月7日の717円の高値からの下降トレンド(A)の中で2011年11月24日の223円で底打ちとなり、急反発となって3月19日には417円まで上昇しました。その後は株式市場の低迷の他、インサイダー問題で売られ、6月4日には241円まで下げてここから緩やかな上昇トレンド(B)へ移行しています。先週のような日経平均の急上昇の時には、証券株の主力株として先行して買われるのですが、世界景気の不透明さやインサイダー問題があり、上値の重い展開となっています。しかし、昨年11月24日の223円を安値に今年6月4日の241円の安値をつけたあと、着実に下値、上値を切り上げており、又、柴田罫線でみるとこの緩やかな上昇トレンド(B)の中で売法則3、買法則8と買法則が多く出現しており、上に行きたがっている状況といえます。

目先は、昨年10月28日の327円が上値抵抗ラインですが、ここを突破すると380円を目指す形と考えられます。

野村ホールディングス

 

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