6924 岩崎電気 東証1部

四季報夏号によると、照明は省エネ機運の高まりでLEDの数量伸びるが、価格競争激化。HIDさらに落ち込む。光応用は映像用がプロジェクター光源停滞。人件費・研究開発費増。営業益続落。

震災復興に伴う道路照明などの特需は14年3月から本格化。また6月13日に経済産業省と環境省がLEDの普及促進を要請。今後LEDの販売に弾みがつくとの見方。

2011年3月11日の大震災直後の3月15日に91円まで急落し、ここから5月12日の294円まで急騰となりました。その後高値圏でのもみあいのあと6月13日に281円の2番天井をつけて、材料出尽くしとなり本格調整入りとなりました。

11月24日の135円まで下げて、今年の2月17日の195円の戻り高値をつけたあと、5月17日の132円まで下落し、もみあったあと6月12日に132円とダブル底の形となり、6月14日に153円で買転換出現となっています。チャートの形は、右側が開いた三角保ち合い(A)となっており、この中で5月17日と6月12日の132円でダブル底をつけての買転換ですので、まずは保ち合いの上限の190円を試す可能性があります。

岩崎電気

7256 河西工業 東証1部

四季報夏号によると、自動車内装部品は震災とタイ洪水影響消えホンダ向け回復。主力の日産向け続伸。中国やアジアけん引、市場回復に伴い北米が黒字転換。労務費増や新車種用立ち上げ費用こなす。今3月期連結経常利益は前期比28%増の77億円と過去最高益を更新する見通し。

昨年の7月20日に629円の高値をつけて急落し、その後はもみあって下値を試す下降トレンド(A)となっていましたが、この中で11月24日の350円で底打ちとなりました。

ここを安値に徐々に上値、下値を切り上げる上昇トレンド(B)を形成していますが、この中で今年の5月8日と5月30日に485円のダブル天井をつけて押し目を形成しています。4月24日の397円を終値で切ると損切り前提の押し目買いとなると思われます。

河西工業

6588 東芝テック 東証1部

12年3月期は減収減益となったが、13年3月期は売上高19.8%増、経常利益46.5%増と大幅な増収増益予想を発表。想定為替レートは1ドル=80円、1ユーロ=105円のため円安が進めば上方修正も。

2011年1月6日の436円を高値に下降トレンド(A)を形成し、9月22日の263円の安値をつけたあと横もみへ移行して、下降トレンドを抜け出しました。12月19日に262円の安値をつけて反発となり、今年の4月18日に357円まで上昇しましたが再下落となって、6月4日には257円まで下げて、大地震の時の3月15日の259円の安値を更新しました。

リスクのとり方としては、260円前後が強力な下値抵抗ラインとなっていますので、押し目買いしやすいことになると思われます。

東芝テック

3099 三越伊勢丹ホールディングス 東証1部

6月7日の四季報速報によると、新宿店は改装工事始まり小幅減だが、銀座、日本橋店は震災影響消え上向く。岩田屋で人員減効果発現。前上期に自粛した広告・宣伝費の増加等こなす。営業増益維持。

中期的には、2010年4月26日の1,117円を高値とし、2011年3月15日の680円を安値とする大きな三角保ち合い(A)の中にあります。この中で、今年の6月12日に774円の安値をつけて保ち合いの下限に接近して反発し、6月20日の821円で買転換出現となりました。この形であれば三角保ち合いの上限に向かう動きが想定されるところですので、押し目買いの形と考えられます。

三越伊勢丹ホールディングス

9783 ベネッセホールディングス 大証1部

アップ連結で売上高88億円、営業利益8億円上乗せ。柱の国内教育は会員数が回復。介護施設は新設27(前期21)。広告宣伝費用や教材の電子化費用かさむが震災関連費用が消滅、営業益急回復。

上昇トレンド(A)の中で今年の1月20日に3,395円の安値から上昇し、上昇トレンド(A)を上に抜け3月30日に4,150円の高値をつけました。この天井圏でのもみあいで3尊天井をつくって4月19日に3,925円で売転換が出現し、大きな調整となって6月4日の3,390円まで下落しました。

3,400円前後は大きな抵抗ゾーンとなるところであり、ここでもみあって(1)(2)(3)と三点底(逆三尊天井)となって反発し、6月27日に3,560円で買転換が出現したところで、押し目買いの形と考えられます。

ベネッセホールディングス