5541 太平洋金属 東証1部

四季報名夏号によると炉改修が終了。震災影響も消えフェローニッケルは数量増産。為替は1ドル=79円強と想定。減価償却増こなす。鉱山持分利益は縮小。

4月27日発表で2012年通期は連結最終益が1.16億円の赤字予想から11億円に上方修正。5月10日発表で今期の連結最終益は59億円の予想。

2011年2月21日の高値から3月11日の大震災を受けて3月17日の529円まで下落。自律反発後、三角保ち合い(A)を形成している中で、7月8日の620円を高値に急落となって下降トレンド(B)を形成しています。この中で、今年の3月15日の478円の高値から再下落となり、6月4日に331円で買転換出現となっています。6月4日の291円を2008年10月28日の291円に対するダブルの形となっています。ダブル底が確定するには、3月15日の478円を突破する必要がありますが、今のところは下降トレンド(B)の中での戻りを試すところと思われます。

太平洋金属

4185 JSR 東証1部

四季報速報(5月17日)によると、2013年3月期は営業減益となった前期から一転して増益基調へ。世界的な需要拡大の省燃費タイヤ用ゴムの増益が寄与し営業益2ケタ増へ。

2011年10月5日の1,218円を安値に上昇トレンド(A)となるものの、今年の3月28日の1,790円をピークに急落となって全値押しに迫り6月4日の1,255円まで下落。ここからの反発で6月11日に1,375円で買転換出現。6月15日の1,316円まで押し目を入れて反発中。目先は1,316円を切ると損切り前提の押し目買いのスタンスと考えられます。

JSR

2753 あみやき亭 東証1部

四季報夏号によると、今期は新規出店21店舗(前期10)予定。焼き鳥業態堅調。ユッケ食中毒や放射能の風評被害影響薄らぎ、柱の焼肉業態が既存店客足戻る。馬肉ユッケ投入で客単価上向く、牛肉の仕様見直しで粗率改善。営業益反発。

2011年2月8日の295,000円を高値に、3月11日の大地震発生による原子力発電の放射能汚染の風評で業績悪化し株価も大幅下落となって、12月26日の178,000円で底打ちとなりました。ここから今年の5月1日の221,500円まで反発したところで再下落となり、5月29日の181,200円まで押しを入れ、5月30日の194,800円まで反発したあと三角保ち合いとなっていましたが、本日6月20日は△3,400の191,100円で買転換となって三角保ち合いを上放れした形となりました。押し目買いの形と考えられます。

あみやき亭

1916 日成ビルド工業 東証1部

四季報夏号によると、採算のよい立体駐車場のメンテナンスが拡大。東北被災地では店舗や仮設校舎など伸びるが、前期大量に出た仮設住宅の特需が剥落。新事業の先行経費やM&A費用もあり営業益は急落。特別配落とす。

2011年3月11日の大地震発生で震災関連銘柄として暴騰し、3月11日の57円の安値から1週間足らずで3月17日の280円と約5倍化となりました。ここをピークに10月5日の97円まで下落後、今年の2月7日の216円まで戻し、97円を安値、216円を高値とする三角保ち合い(A)を形成しつつあります。今年の2月7日の216円、3月12日の203円、4月25日の201円と順下げの3尊天井となって、5月7日に174円で売転換し、6月5日の105円までの下落となりました。ここを安値にもみあって、6月20日に134円で買転換出現となっています。105円を終値で切ると損切り前提の押し目買いと考えられます。

日成ビルド工業

7545 西松屋チェーン 東証1部

四季報夏号によると、2013年は出店50、退店10。主力の子供衣料が伸び悩み既存店前年割れ。ただ、前期で過剰在庫を一掃し、値下げロスが大幅に減少。綿花など原材料価格も反落。出店費用こなし営業益底入れ。

2010年4月5日の1,117円の高値からの下降トレンド(A)の中で、2011年3月15日の529円で底打ちとなり、4月4日の725円まで反発するものの再下落となって10月6日の559円までの下落となりました。その後、小幅のボックス相場(558~610円)となり、この中で11月25日の555円を安値に小さな三角保ち合いを作って上放れとなり、今年の4月5日には747円まで上昇しました。ここをピークに反落となり、5月29日の604円まで下げて、6月6日に659円で買転換出現となっています。604円を終値で切らなければ短期リバウンド狙いの700円目標と考えられます。

西松屋チェーン