1847 イチケン 東証1部

四季報春号によると、受注目標550億円は上振れへ。商業施設の完成工事増え粗利率の低下埋める。13年3月期は首都圏中心に商業施設の受注順調。好収益の内装工事も増加。作業員賃金こなし営業増益。倍増ペースの介護施設受注を12年度も拡大方針。

2007年11月15日の299円からの下降トレンド(A)の中で、2008年10月7日に85円で底打ちとなり、上値は150円にアタマを押さえれるものの、下値は(1)→(2)→(3)と緩やかに切り上がる形となっていました。昨年11月16日の110円を安値に上昇トレンド(3)となって下降トレンド(A)を上に抜き、今年3月6日には191円まで上昇しました。高値圏でのもみあいとなって4月3日の189円まで戻し、ダブル天井に近い形となって反落し、上昇トレンド(3)を切る動きとなっています。チャートの形としては、下放れした形ですので、昨年11月16日の110円から今年3月6日の191円までの上昇幅の1/2押しから1/3押し水準を待ち伏せることになると思われます。。

イチケン

8628 松井証券 東証1部

4月24日発表の2012年3月期の連結決算は、純利益が前期比21%減の42億円だった。欧州債務危機などを背景に個人投資家による株式売買が伸びず、受入手数料が落ち込んだ。13年3月期は市況改善前提に株手数料復調。信用取引増え金融収支改善。システム費削減寄与し営業益反発。

チャートをみると、2009年11月27日の558円を安値とし、2010年4月8日の748円を高値とする下降トレンド(A)を形成。この中で昨年9月14日の311円を一番底、11月25日の323円を二番底に反発し、12月1日に370円で買転換となって大幅上昇し、下降トレンド(A)を上に抜けて3月22日の565円まで上昇しました。ここから4月5日の498円まで下げて小さなもみあいとなり、4月24日の決算発表から509円で売転換しています。

基本的には、昨年11月25日の323円から今年3月22日の565円までの上昇幅の1/2押し(444円)水準を待つところだと思われます。

松井証券

3402 東レ 東証1部

3月9日に東レの日覚社長は「2013年3月期の連結業績は2012年3月期に比べて若干の増益になる」とし、今期に続く最高益更新になる見通しを明らかにした。自動車等産業向け推進伸長。FDPも底打つ。フィルムの価格下落補い、最高益更新で連続増配も。

現在のチャートの動きは、2008年10月27日の350円、2009年3月9日の350円とダブル底をつけてからの緩やかな上昇トレンド(A)となっています。この中で、昨年3月4日に643円の高値をつけてから3月11日の大地震発生で3月15日の444円まで下落しました。その後、三角保ち合い(B)のような形となり、その煮詰まったところで2012年1月16日の536円を安値に1月20日の576円で買転換となり、3月27日の631円まで上昇しました。目先は日経平均の調整に合わせて押し目形成となっています。昨年3月4日の643円を終値で上に抜ければ700円を目指す形となりますが、630~640円を一度で抜けるのは難しいかもしれません。

東レ

8328 札幌北洋ホールディングス 東証1部

四季報春号によると、利ザヤ縮小で資金益減るが、貸倒実績率低下で引当金戻入益超過。株減損などこなし増益。13年3月期は貸出利回り低下に歯止め、資金利益底入れ。役務利益も増勢。与信費用が平常化しても純益増。資金量第二地銀最大で道内シェア3割超。

チャートは、2010年4月27日の449円に対するダブル天井を昨年2月18日の448円でつけて下降トレンド(A)を形成。この中で10月14日の236円まで下落後、11月9日に275円で買転換が出現して短期の上昇トレンド(B)となり、下降トレンド(A)を上に抜きました。その後、今年3月16日の311円、3月27日の312円とダブル天井となって4月20日の289円で売転換となり、上昇トレンド(B)を下に切ってきました。基本的には、昨年10月14日の236円から3月27日の312円までの上昇幅の1/2押し(274円)水準以下を待つところだと思われます。

札幌北洋ホールディングス

5602 栗本鐵工所 東証1部

4月26日の四季報速報では、12年3月期は鉄管部門改善、機械システム更に上向き上振れ、2桁の営業増益となったとする。会社側は4月20日に12年3月期について売上高を966億円(25億円上方修正)、営業利益40億円(12億円上方修正)とした。現時点では、13年3月期は機械システム好調で強含みの予想。5月11日の決算発表待ち。

2007年7月20日の457円を高値に下降トレンド(A)を形成し、この中で2009年2月24日の44円で底打ちして長期上昇トレンド(B)へ。この上昇トレンドの中で、昨年9月26日の108円を安値に短期の上昇トレンド(C)となって今年2月9日の230円まで上昇。ここでもみあって2月9日の230円、3月9日の228円、4月23日の214円と順次アタマを低くする三尊天井となって4月16日の190円で売転換出現。あくまでも上昇トレンド(B)の中での売転換のため押し目を探すところだと思われます。

栗本鐵工所