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「柴田法則」個別銘柄分析11月第4週
出島 昇
柴田法則個別銘柄分析
柴田罫線をよく知っていただくため、毎週5銘柄の柴田罫線による分析をご紹介します。銘柄は東証1部の銘柄を中心に直近の出来高上位銘柄や話題になっている銘柄、又、柴田罫線の法則がわかり…

「柴田法則」個別銘柄分析11月第4週

2011/11/28
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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5233 太平洋セメント 東証1部

11月12日の日経新聞によると、合理化で損益分岐点の引き下げに成功し、来期は復興需要に期待となっています。11月11日の発表では、2011年4-9月期決算は、営業損益が57億の黒字に浮上(前年同期は18億の赤字)。昨年秋に実施した工場の稼動停止や人員削減の合理化効果が出たとしています。来期は復興需要で営業増益効果を32~48億と見込んでいます。

チャートをみると、2008年4月4日の高値275円からの下降トレンド(A)の中で、2009年11月26の93円、2010年10月29日の87円、2011年3月15日の100円と三点底(逆三尊天井)となって2010年3月31日の高値138円を上に抜け、今年3月23日には173円まで上昇し、下降トレンド(A)を一旦上に抜けて上昇トレンド(B)を形成しています。その後、この上昇トレンド(B)の中で、下降トレンドライン(A)をはさんでもみあいとなり、6月27日の174円まで上昇したあと9月8日の123円まで下落して、ここから戻りを試しているところです。目先の買い場としては、上昇トレンド(B)の中の真ん中近くであり、中途半端な位置といえます。このまま上昇しても160円台からは上値が重くなり、170円前後は現状の全体相場の地合いでは突破するのは難しいところです。

太平洋セメント

4204 清水化学工業 東証1部

10月27日の決算発表で、2012年3月期の連結純利益が19%増の280億円になりそうだとした(従来予想は260億円)。震災による建て替え需要などを受けて住宅販売が伸びる。売上高は8%増の9,850億円(従来予想9,800億円)。経常利益は19%増の575億円と最高益更新の見通し。

チャートは、2008年9月のリーマンショックからの暴落で、この年の10月28日の372円で底打ちとなり、その後、値幅で200円弱の大きな上昇トレンドを形成しています。この中で、今年3月28日の708円、8月1日の728円と年初来高値を更新したあと、9月14日の621円まで押し目を入れて10月11日に673円の戻り高値をつけ、10月14日の639円で売転換が出現しました。10月27日に好決算となったものの、すでに織り込み済みとなって下げ幅を拡大しています。チャートからみると、550円水準が上昇トレンド(A)の下値ラインでサポートされるところですが、日経平均の下落に合わせて550円を切ってきたところは売られ過ぎとなってくるとみてよいでしょう。

清水化学工業

5269 日本コンクリート工業 東証1部

四季報によると、パイル、杭打ち工事等は回復鈍いが通信線路向けポール堅調、後半震災復興需要取り組む。鉄道用軽量高欄等も伸びる。11月11日の決算発表では、12年3月期はポール堅調やパイルも底打ち、人件費抑制効果もあり、経常増益。

チャートをみると、2008年10月10日の70円で底打ちとなって上昇トレンド(A)を形成しています。この中で、2010年8月31日の安値118円からもみあったあと上昇に転じ、今年3月11日以降復興関連銘柄として3月24日の315円まで買われました。その後、高値圏のもみあいとなりましたが、4月19日に259円で売転換となり、復興予算の遅れや欧州信用不安から世界景気の減速懸念が出て8月9日の152円まで売られました。ここから9月5日の200円まで反発するものの9月26日の155円まで下落し、再度戻りを試したものの10月31日の194円までで再下落となっています。8月9日の152円を切ると130円台まで下げる可能性があります。

日本コンクリート工業

9766 コナミ 東証1部

11月4日に2012年3月期の連結純利益が前期比43%増の185億円となり、従来予想の140億円を上回る見通しだと発表。アナリスト予想は200億円だったことで失望売り。すでに、9月9日の2,906円で上方修正は織り込み済み。11月22日にJPモルガン証券が投資家向けリポートで投資判断を3段階の上位から真ん中のニュートラルに引き下げ、目標株価も2,800→2,500円へ。

チャートをみると、大きな直角三角形(A)の保ち合いから、今年3月15日の大地震直後の1,293円を安値に急騰となって上放れし、上方修正期待から9月9日の2,906円まで上昇しました。ここをピークに9月26日の2,321円まで下落したあと終値ベースで三角保ち合い(B)を形成していましたが、11月4日の決算発表で既に材料出尽しとなり、11月16日に2,415円でろく売(追加の売法則)が出現し、三角保ち合いを下放れして11月24日には2,050円まで下落しました。買われ過ぎからの急落ですので、信用取り組み0.68倍を考えると今度は下げ過ぎからのリバウンドが期待できると思われます。3月15日の1,293円から9月9日の2,906円までの上昇幅の1/2押し(2,100円)水準を下回っています。

コナミ

7832 バンダイナムコホールディングス 東証1部

10月26日の決算発表で2012年3月期の連結純利益が前期比8.1倍の150億円になりそうだと発表。従来予想の85億円から大幅な上方修正。市場予想の平均108億円も大きく上回る。

チャートをみると、2008年5月8日の1,484円からの下降トレンド(A)の中で、2010年10月29日の725円で底打ちとなり、今年3月10日の989円で下降トレンドを上に抜けました。3月11日の大地震発生で3月15日の791円まで急落するものの、すぐに反発となって上昇トレンド(B)を形成してきました。この中で、10月26日の上方修正を受けて翌日10月27日に1,193円の年初来高値更新となり、ここをピークに高値圏のもみあいとなりました。このもみあいで11月4日の1,176円、11月17日の1,188円となって1,193円を突破できず、三尊天井を作って11月24日に1,111円で売転換となっています。好業績銘柄ですので、基本は3月15日の791円から10月27日の1,193円までの上昇幅の1/3押し(1,059円)水準が上昇ラインにサポートされて止まるところですが、現在の相場環境では1/2押し(992円)水準を待ってみるところです。信用倍率0.69倍ですので大きなリバウンドが期待できると思われます。

バンダイナムコホールディングス

 

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