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「柴田法則」個別銘柄分析11月第1週
出島 昇
柴田法則個別銘柄分析
柴田罫線をよく知っていただくため、毎週5銘柄の柴田罫線による分析をご紹介します。銘柄は東証1部の銘柄を中心に直近の出来高上位銘柄や話題になっている銘柄、又、柴田罫線の法則がわかり…

「柴田法則」個別銘柄分析11月第1週

2011/11/7
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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9064 ヤマトホールディングス 東証1部

10月28日の決算発表で、2012年3月期の経常益前期比3%増の680億円(従来予想660億円)と上方修正。11年4-9月期については、経常利益が前年同期比9%増だが純利益は44%減少。

チャートをみると、2009年8月31日の高値1586円から下降トレンド(A)を形成し、2010年8月31日の986円で底打ちとなり、ここを安値に、安値圏でもみあったと下降トレンド(A)を上に抜けて今年2月18日の1395円の高値をつけました。このあと、3月11日に大地震が発生して3月17日の1107円まで下落した後、緩やかな上昇トレンド(B)を形成しています。この上昇トレンド(B)の中で、9月28日にザラ場で1429円をつけたあと1400円水準を前に1ヶ月近くもみあい、10月19日に1421円の戻り高値をつけたあと、決算発表前日の10月27日に1325円で売転換出現となりました。決算発表は上方修正でしたが、10月31日(月)も▼12の1312円と続落しています。期待ほどの上方修正でなかったということになります。押し目買いの形ですが、8月9日の1190円から9月28日の1429円までの上昇幅の1/2押し(1309円)を少し切る水準で止まれば、上昇トレンドを維持して再度1400円を試すことになります。しかし、さらに一段安となって1200円水準まで下げると、当面は1200~1300円のボックス相場となる可能性があります。信用倍率が0.14倍ですので、大きく下げればリバウンド狙いの買いと考えられます。

ヤマトホールディングス

8053 住友商事 東証1部

本日11月1日の日経新聞によると、2012年3月期の連結純利益が前期比2割増の2400億円見通しで従来予想を200億円上回り、2008年3月期以来4期ぶりに過去最高を更新するということです。

チャートをみると、2008年10月28日の556円の大底から上昇トレンド(A)を形成していましたが、この中で、2月17日に1297円の年初来高値をつけてもみあっているところで、3月10日に1196円で売転換が出現し、翌日3月11日に大地震が発生して3月15日の925円まで急落しました。ここから反発して4月4日の1210円まで戻るものの、ここを戻りのピークに下降トレンド(B)を形成し、7月4日に1133円の高値をつけたあと、世界同時株安からの世界景気の減速懸念もあって上昇トレンド(A)を下に切る動きとなりました。この下降トレンド(B)の中で、10月5日に875円の安値をつけ、売られ過ぎからの反発となって10月27日の1006円で短期の買転換となりましたが、10月28日に1025円をつけたあと再び10月31日は1000円を割れ、11月1日の好決算見通しにも反応していません。結局、欧州債務問題の再燃懸念やアメリカ・中国の経済の不透明さから大型商社株の上値は限定されることになりますので、全体の出来高の減少からみても積極的には買えないといえます。1000円台後半は強力な上値抵抗ゾーンになりますので、目先の好決算に飛びついてはリスクがあると考えられます。

住友商事

4027 テイカ 東証1部

四季報2011年秋号では、UVカット人気が拡大、微粒子酸化チタンが稼ぐとし、タイ界面活性剤も活発、第2四半期から鉱石高表明化するが、建築、自動車向けなど汎用酸化チタンの操業が尻上がり。今期の値上げプラスで一転増益に。10月28日の決算発表では8月9日時点の予想を上回る内容となりましたが、10月20日に349円の高値をつけて、決算発表のあとの10月31日に目先材料出尽しとなっています。

チャートは2008年10月10日の安値172円からの長期上昇トレンドとなっています。ただし、今年3月11日の大地震で3月15日の188円まで急落するというイレギュラーがありますが。この3月15日の安値188円から5月11日の324円まで上昇後、8月9日の決算発表で下方修正となり、この日に239円のザラ場安値をつけました。しかし、その後、一転して増益期待が出たことで、5月11日の戻り高値324円を上に抜けて10月20日の349円までの上昇となりました。ただ、10月28日の決算発表では上方修正となったものの、すでに織り込み済みとなって目先は短期の売転換となっています。このような場合は、業績に問題が無ければ8月9日の239円から10月20日の349円までの1/2押し水準以下があれば、買ってみるところだと思われます。

テイカ

1801 大成建設 東証1部

大手総合建設。12年3月期は複数の開発プロジェクトの売上計上が寄与し経常増益。10月20日の決算発表では、2011年4-9月期の連結経常利益が前年同期比7%減の32億円になったことを発表。従来予想の40億円を下回った。純利益は14億円に上方修正。8月17日にはJPモルガン証券が、復興向けに瓦礫処理プロジェクトが1兆円超えで大きな受注が見込めることで「強気」に格上げ。大手建設株は復興需要銘柄として中長期保有向き銘柄といえます。目先は、政治の対応から第3次予算がスムーズに通らない状況ですが、目先は別として安いところで買ってじっくり保有も可といえます。

2007年2月26日の高値481円からのチャートをみると、2007年のサブプライムローン問題、2008年のリーマンショックの暴落を受けて、下降トレンド(A)を形成してきましたが、下値の下げ角度をみると、(1)→(2)→(3)→(4)と徐々に緩やかになって2009年11月27日の139円で底打ちしました。ここから2010年4月22日の222円まで上昇するものの、下降トレンド(A)に上値を押さえられて再下落し、160円台を安値とするもみあいが続きました。このもみあいの中で、2010年8月26日の164円を安値に反発して下降トレンド(A)を上に抜き、今年3月11日の大地震発生で復興銘柄として3月14日の236円まで買われました。しかし、原発事故を伴ったことで3月15日の160円まで下落し、すぐに反発して3月29日の229円まで買われるものの、その後は政治の混乱で補正予算が遅れ、また、外国人の日本株売りで商いが減少し、復興関連でも大型株は大きな動きが出ませんでした。3月29日の229円の戻り高値をつけたあと、じり安となって8月9日の163円まで下落しました。ここでもみあって8月17日に195円で買転換が出現し、10月3日の229円まで上昇して押し目を形成しているところです。目先は3月29日の229円、10月3日の229円と戻りのダブル天井となっていますので、ここが上値のフシとなります。ここを抜くと、250円水準が大きな上値のフシとなりますが、250円水準を突破できれば、本格的な上昇となる可能性があります。

大成建設

5401 新日本製鐵 東証1部

10月28日の四季報速報では、12年3月期は一転営業減益へ。世界経済減速、アジア市況軟化、タイ洪水が影響。26日の会社発表で、12年3月期の経常利益を横ばいの従来予想から2割の減益へ下方修正。10月27日には、大地震直後の3月15日の安値192円に接近する195円まで下落。

チャートの三角保ち合いの応用形で、下向き(または上向き)先細三角形というのがあります。下向き先細三角形だと、確率的に下放れという感じがしますが、相場の位置で逆の形になることが多いといえます。この下向き先細三角形が高値圏でできる場合は下放れの確率が高く、安値圏でできる場合は上放れの確率が高くなります。例えば、2008年9月のリーマンショックからの暴落で、この年の10月28日の252円で一旦下げ止まり、11月5日の360円まで反発したあと、下向き先細三角形(A)となりました。この中で、2009年3月12日の233円の安値をつけたあとは、4月3日に294円で上放れして買転換が出現し、6月15日の407円まで上昇しました。

その後、2009年10月2日の298円まで下落して2010年1月12日の395円まで上昇後、現在に至るまで下向きの先細三角形(B)の形となって煮詰まってきています。今年10月26日に下方修正の発表となり、翌日10月27日の195円まで下げて悪材料出尽しとなって反発し、10月28日には213円まで反発しました。しかし、欧州債務問題の再燃で世界同時株安となり、11月2日に195円まで下げてきました。192円を大きく下回るような下放れにはならないと思われますが、果たしてどうかというところです。

新日本製鐵

 

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本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

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