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「柴田法則」個別銘柄分析8月第5週
出島 昇
柴田法則個別銘柄分析
柴田罫線をよく知っていただくため、毎週5銘柄の柴田罫線による分析をご紹介します。銘柄は東証1部の銘柄を中心に直近の出来高上位銘柄や話題になっている銘柄、又、柴田罫線の法則がわかり…

「柴田法則」個別銘柄分析8月第5週

2011/8/29
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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6742 京三製作所 東証1部

信号メーカー大手の一角でJR向け鉄道信号が主力。4-6月期は経常赤字が前年同期の4.9億から10億に拡大するが、2012年3月期は半導体製造装置向け電源が好調で経常増益。鉄道信号は、中国・インド・東南アジア向け受注拡大に最重点。連結PER8.6倍、PBR0.82倍、配当2.69%。

チャートをみると、2008年10月27日の260円、2月23日の266円とダブル底をつけてからの上昇トレンド(A)の中にあります。この中で、2010年4月21日の500円まで上昇し、11月2日の326円までの大幅下落となりました。ここから2011年2月9日の495円まで急騰し、押し目形成中に3月11日の大地震が発生して3月15日の322円まで急落しました。そして、再び急上昇となって5月11日には488円まで上昇しましたが、2月9日の495円を抜けず、6月3日には448円で売転換となり、世界同時株安に見舞われて急落となっています。大きな三角保ち合いとなっているようにもみえ、350円水準まで下げると、上昇トレンドライン(A)が下値サポートラインとして作用する可能性があります。

京三製作所

7011 三菱重工業 東証1部

8月4日の決算発表で、2011年4-6月期連結決算は円高進行の影響で純利益が前年同期比▼7.9%。主力の原動機事業は堅調で、前年並みの高水準を維持。発電用ガスタービンなどプラント関連は国内外で受注が回復する傾向になり、先行きの収益を下支えする見込み。同日、「日立製作所と経営統合へ向け協議を始めることで基本合意した」と一部報道。翌日は、「統合交渉難航」で前日の上げを帳消し。経営統合はまだ不透明。ただ、中長期的には、水力・風力・地熱など再生可能エネルギー分野も持ち、大きなリバウンドが期待できます。

チャートをみると、2009年2月20日の267円で底打ちとなり、2009年6月12日の423円まで上昇し、その後は270~400円のボックス相場となっています。この中で3月11日の大地震が発生し、3月15日の255円まで下落しましたが、6月3日の399円まで上昇しました。ボックスの上限に到達して当面のピークとなり、6月15日に378円で売転換出現となりました。この水準でもみあったあと、世界同時株安と円高から外国人の大型株売りとなって大幅下落となっています。

三菱重工業

7246 プレス工業 東証1部

8月7日の決算発表で、2012年3月期の連結経常利益が前期比32%増の115億円になる見通しとした。従来予想から66億円の上方修正。プレス部品の最大手で、大地震直後に落ち込んだ主力のトラックメーカー向けの部品受注が想定より早く回復しているため。4円から8円への増配方針も。

チャートをみると、2009年3月13日の69円を底値に上昇トレンド(A)の中にあります。この中で、今年2月7日に455円の年初来高値をつけてもみあっているところで、3月11日に大地震が発生して3月15日には222円までの急落となりました。そこから5月19日の387円まで戻ったあと反落となり、6月7日には325円の安値をつけました。しかし、被災による回復が予想より早く、業績回復期待で7月28日には452円まで買われました。8月7日に上方修正したものの、世界同時株安と円高進行で上値を試せず、結局、7月28日の452円が2月7日の455円に対するダブル天井となって8月10日に403円で売転換が出現し、さらに、8月18日には357円でろく売が出て下落中となっています。3月15日の222円から7月28日の452円までの上昇幅の1/2押し(337円)を下回り、次の下値ポイントは2/3押し(299円)となります。円高が一服し、日経平均が止まるところが買ポイントとなると思われます。

プレス工業

9984 ソフトバンク 東証1部

7月29日の決算発表で、スマートフォン(高機能携帯電話)の普及に伴い四半期ベースで純利益は最高を更新。また、米アップルの「iPhone」や多機能情報端末「iPad」が人気で6月末の契約数は2,613万件と1年前に比べ16%増加。7月末の携帯電話・PHSの純増数は16カ月連続トップ。

新しい悪材料が無い中で、日経平均の下落につれて個人投資家が「投げ」を出し、年初来安値更新となっています。好決算期待から6月20日の2,813円の安値から7月26日の3,205円まで上昇し、7月22日には5.0倍だった信用倍率が、買い残が急増して8月12日には11.8倍となりました。円高で輸出関連株が買われない中、内需株の代表として人気化したことになりますが、柴田罫線では7月29日の3,010円で売転換出現となっていました。

昨年5月7日の1,997円からの上昇の仕方をみると、上向きの末広がり三角形(A)の形となっており、この中で、今年3月4日の3,515円、4月15日の3,470円とダブル天井となって5月6日に売転換となり、末広がり三角形(A)を下に切って6月20日に2,813円まで下落しました。ここから好業績を背景に7月26日の3,205円まで買われ、7月29日の3,010円で売転換となり、現在、投げが出ているところです。7月26日の戻り高値3,205円をつけてもみあっている時に膨れた買い残と4月15日の3,470円の高値をつけた時の買い残(10月4日が信用期日)の投げが出ていると推測されます。3月4日の3,515円の年初来高値をつけた時の買い残は大地震で3月15日の2,765円の急落となった時に、ある程度投げが出てしまっていると思われます。チャートをみると、下降トレンド(B)を形成し、大地震時の3月15日の2,819円(ザラ場安値2,765円)を切ってしまいましたので、目先は2,800円が上値抵抗ラインとなってしまったと考えられます。

ソフトバンク

6393 油研工業 東証1部

8月11日の決算発表で、4-6月期の売上高は前年同期比13.9%増、営業利益は109.1%増で、経常・純利益は黒字転換。アジア中心に海外が好調。円高進行に伴う為替差損を乗り越えての黒字転換。11年3月期の1.5円増の3円に続き、2012年3月期も1円増の4円の予想。連結PER9.1倍、PBR0.87倍、配当2.19%。

チャートをみると、2009年11月19日の102円で底打ちとなり、2010年6月22日の247円まで上昇しました。ここをピークに下落となって8月25日の127円の安値をつけました。その後は、おおよそ120~230円のボックス圏の動きとなっています。この中で、今年3月4日の224円の高値をつけたところで、3月11日に大地震が発生して3月15日の109円まで急落しました。ここから好業績を背景に戻りを試す動きとなり、3月4日の224円を上に抜いて7月4日には237円と年初来高値更新となりました。高値圏でもみあったあと、7月28日に217円で売転換が出現し、3月15日の109円からの上昇トレンド(A)を下に切り、上げ幅の1/2押し(173円)を下回る167円まであって反発し、8月11日に204円まで戻しました。しかし、世界同時株安から日経平均の大幅下落につれ安しています。

油研工業

 

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