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「柴田法則」個別銘柄分析7月第2週
出島 昇
柴田法則個別銘柄分析
柴田罫線をよく知っていただくため、毎週5銘柄の柴田罫線による分析をご紹介します。銘柄は東証1部の銘柄を中心に直近の出来高上位銘柄や話題になっている銘柄、又、柴田罫線の法則がわかり…

「柴田法則」個別銘柄分析7月第2週

2011/7/11
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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5332 TOTO 東証1部

6月29日の会社発表で、2012年3月期は震災による部品調達不足の影響が予定より軽微にとどまることから売上・利益共に予想を上回りそうだとして見通しを上方修正。従来計画に対して上期・通期共に売上は50億円、営業利益は30億円の増額。通期で営業減益の計画が一転して増益見通しへ。ただ、東京海上日動火災保険など金融3社が、保有するTOTOの株の一部を売り出すと発表したことで目先は需給悪化懸念も。

チャートをみると、2008年9月22日の869円の高値からリーマンショックを受けて暴落となり、2009年2月21日の391円で底打ち。そこから6月19日の709円まで反発後、大きな三角保ち合い(A)を形成しています。この中で、昨年11月1日の519円の安値から今年3月2日の689円まで上昇し、もみあっているところに3月11日の大地震が発生し、3月14日に復興銘柄として日経平均の急落に対し逆行高となって742円の高値をつけ、終値では665円となりました。しかし、3月15日は買われ過ぎから急落となって565円まで下落するものの3月16日の678円まですぐに反発しました。その後は、復興の遅れを嫌気して急騰後の調整入りとなり、6月7日の565円まで下落しました。ここからは調整も進み、6月23日には609円で買転換出現となって7月4日の633円まで戻っています。金融3社の保有株放出によるもたつきはありますが、3月2日の689円を終値で突破すると3月14日のザラ場高値742円を試す動きが考えられます。

TOTO

6801 東光 東証1部

コイル大手、電子セラミック・電源・無線通信得意。11年12月期は半導体販売やスマートフォン向けが拡大し経常増益。12年12月期は、半導体販売は上期で消えるが利益影響は小。好採算のメタルアロイ品が下期増勢。震災に伴う関係会社2社も4月から操業再開。最終黒字見通し。

中長期のチャートをみると、2007年4月10日の501円を高値にサブプライム問題で世界同時株安となり、2008年1月16日の131円まで暴落、ここから5月8日の253円まで戻すものの、その後、9月のリーマンショックで再暴落となり、10月7日の81円で底打ちとなりました。この81円を底値に2009年7月7日の186円まで上昇後、11月30日の86円まで下落して2008年10月7日の81円に対する二点底の形となり、緩やかな上昇トレンド(A)を形成して現在に至っています。この中で、今年3月8日の216円の高値をつけたあと、3月11日の大地震発生で3月15日の105円まで急落し、ここから反発となって5月10日の210円まで上昇し、5月13日の183円を安値にもみあっていましたが、6月15日の210円でダブル天井をつけて7月5日に192円で売転換が出現しました。

上昇トレンド(A)の上値斜線の手前で、今年になって1月11日の218円・3月8日の216円、5月10日の210円・6月15日の210円と2つのダブル天井を作っており、ここを突破するには長い日柄調整か大きな値幅調整が必要と考えられます。

東光

6013 タクマ 東証1部

6月15日に467円と約3年5カ月ぶりの高値をつけたが、その背景はボイラーや環境設備、ごみ処理プラントなどを手掛けており、大地震による大量のごみ処理用に小型炉の需要が増えるとの見方から買いが入っている。また、原子力発電の代替エネルギーとしての再生可能なエネルギー(木材、廃材、サトウキビの搾りかすなどを燃やす)によるバイオマス発電事業も手掛けていることから買いが集中しています。

中長期のチャートをみると、2007年のサブプライム問題での世界同時株安を受けて2008年2月12日の189円まで下落。そこから2008年6月5日の415円まで反発するものの、9月のリーマンショックを受けて再暴落となり、2009年2月27日の125円で底打ちとなりました。ここから下降トレンド(A)を抜け出したあとボックス相場(B)となっていましたが、2010年9月1日に157円とボックスを切る安値をつけたあと反発し、今年1月11日の320円まで上昇しました。その後、250~300円でもみあっているところに3月11日の大地震が発生して3月15日の140円まで急落したものの、復興銘柄として人気を集め、5月13日の決算発表では2011年の経常利益が2.2倍に急回復し、12年3月期も25%増の55億円と発表されたことをキッカケに急騰となりました。6月15日には467円の高値をつけて2008年6月5日の415円の戻り高値を更新し、目先一服となって6月28日に414円で短期の売転換が出現したところです。

タクマ

4651 サニックス 東証1部

11年3月期は、シロアリ防策や防水補修は低調も太陽光関連が拡大し経常増益。12年3月期は、上期が発電所の大規模修繕で経費かさむが下期挽回。5月22日に「政府は30年までに全ての新築ビル・住宅に太陽光パネルを設置する構想」との報道で太陽光発電関連株に買いが殺到。当社は法人向けに売電を主眼にした大型太陽光発電機を発売しています。

チャートをみると、2007年10月22日の427円の高値から下降トレンド(A)を形成し、この中で2008年12月25日の55円で底打ちとなりました。ここから上値、下値を切り上げる緩やかな上昇トレンド(B)へ移行していましたが、3月11日の大地震で3月15日の80円まで急落するものの原子力発電の代替エネルギーとして太陽光発電が脚光を浴びて急騰となりました。3月15日の80円から3月30日の268円まで急騰後、5月17日の204円まで下落し、5月22日に政府の太陽光パネル設置構想が出たことで再急騰となり、6月16日の434円まで上昇しました。この高水準で6月16日の434円、6月22日の441円、6月30日の415円と三尊天井を作り、7月4日には373円で売転換出現となっています。

サニックス

1929 日特建設 東証1部

特殊土木・総合基礎工事大手。浮動テトラ傘下入り。12年3月期は一般土木の減少で完工減。経費削減するも経常減益。一般土木に比べて好採算の地盤改良は液状化対策含めた受注機会増で拡大期待。決壊した内陸ダムの耐震補修も標的。政局の不透明で復旧関連銘柄が大きく売られたが、いずれ第3次予算で見直し買いも。

長期のチャートをみると、2006年3月8日の247円の戻り高値から下降トレンド(A)を形成し、この中でサブプライム問題やリーマンショックを受けて2008年10月8日の27円まで下落し底打ちしました。2009年2月24日に29円のダブル底の形となって6月15日の97円まで上昇し、その後は三角保ち合い(B)に入りました。この三角保ち合いが煮詰まって2010年11月4日の40円を安値に12月10日に56円で買転換が出現し、三角保ち合いの上放れとなって今年3月4日の80円まで上昇し、押し目を入れている時に3月11日の大地震が発生し、復興銘柄として浮動テトラとともに暴騰となって3月24日の233円まで上昇しました。ここから3月29日の151円まで急落したあと、すぐに反発となって4月4日には237円と年初来高値更新となりました。その後、200円を挟んでもみあい、4月11日に213円の戻り高値をつけて3月24日の233円、4月4日の237円、そして、4月11日の213円と三尊天井となり、4月21日に170円で売転換が出現しました。政局不安から復興対策が遅れていることで復興銘柄のほとんどが一旦大きく下落し、この銘柄も6月17日の108円(11月4日の40円から4月4日の237円までの上昇幅の2/3押しが106円)まで下げ、ここでもみあって7月5日に126円で買転換出現となりました。中長期的には高値を試すことも考えられますが、短期的には115~120円前後で買って150~170円が利食いポイントと考えられます。信用買残が多く、150円からは上値が重くなりそうです。

日特建設

 

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