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「柴田法則」個別銘柄分析5月第3週
出島 昇
柴田法則個別銘柄分析
柴田罫線をよく知っていただくため、毎週5銘柄の柴田罫線による分析をご紹介します。銘柄は東証1部の銘柄を中心に直近の出来高上位銘柄や話題になっている銘柄、又、柴田罫線の法則がわかり…

「柴田法則」個別銘柄分析5月第3週

2011/5/16
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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9984 ソフトバンク 東証1部

5月8日(日)の日経新聞によると、2011年3月期の連結営業利益は6,200億円前後と前期に比べて約3割増えたもようだとし、従来予想6,000億円を上回り6期連続の最高益になった。12年3月期もスマートフォンが収益のけん引役となるとしています。しかし、4月18日にゴールドマンサックスが、NTTドコモがグーグルの基本ソフト「アンドロイド」を採用したことでスマートフォン市場での優位性が薄れてきているとし、投資判断を「中立」から「売り」に引き下げ。

チャートをみると、2008年10月28日の636円で底打ちとなり、上昇トレンド(A)を継続しています。この中で、今年3月4日に3,515円の高値をつけたあと、3月11日に大地震が発生して3月15日の2,765円まで下落しました。すぐに反発して4月7日の3,435円まで上昇するものの高値圏のもみあいとなり、4月21日には、この戻り高値3,435円を抜いて3,465円をつけました。しかし、3月4日の年初来高値3,515円は突破できず、戻りのダブル天井となって5月6日に3,255円で売転換出現となっています。

ソフトバンク

6502 東芝 東証1部

5月9日(月)発表で、2012年3月期の連結純利益が前期比△2%の1,400億円と2期連続の最高益見通し。大震災で今期見通しを見送る企業が多い中、堅調な業績予想を示したことが買い安心となっていると考えられる。もっとも原発事業の先行き不透明感や円高懸念が残る。

チャートをみると、2009年2月23日の204円で底打ちとなり、上昇トレンド(A)を形成して2009年10月23日の572円まで上昇しました。ここをピークに2010年2月9日の408円まで調整後、2010年4月30日の556円まで上昇するものの三角保ち合い(B)となって下放れし、2010年9月2日の380円まで下落しました。ここから業績好調を背景に今年2月17日の553円まで上昇し、もみあっているとことで3月11日に大地震が発生し、3月16日の309円まで急落しました。ここから3月23日の414円まで反発し、もみあって4月8日の374円の安値をつけたあと4月14日に404円で買転換が出現し、5月2日には440円でさらに買法則が出現しました。5月9日(月)の引け後に2012年3月期の連結純利益が前期比△2%の1,400億円と2期連続で最高益となることが好感されたものと考えられ、5月10日(火)は△16の451円となりました。

東芝

7201 日産自動車 東証1部

自動車関連は大震災の影響が不透明ながら、5月10日(火)にトヨタが生産正常化の時期を11~12月から2~3カ月前倒しにすると発表したことでトヨタ関連株中心に自動車株が上昇しました。サプライチェーン(部品の供給体制)も改善されれば、自動車株の上昇はもう少し続く可能性があると思われます。先週、日産はNY市から人気タクシー(イエローキャブ)の新型車両を大量受注しました。10年契約で受注総額10億ドルということです。経営の安定化に寄与するため、円高が一服して円安へフレれば戻りが期待できるところです。

3月9日(水)の時点で、前日3月8日に819円で売転換が出現したことで三分の一押し(800円前後)、二分の一押し(750円台)を買ポイントとしていましたが、3月11日の大地震発生で3月15日に636円まで下落して反発となりました。その後、もみあいとなって4月21日に746円で短期の買転換が出現し、5月2日に795円まで上昇して押し目を形成しています。NYダウや日経平均の位置から考えると積極的に買う状況ではないと考えられます。

日産自動車

7276 小糸製作所 東証1部

4月27日の会社発表で2011年3月期の連結決算は純利益が前期比△61%の100億円でした。ただ、大震災の影響で3月は自動車生産が減ったため従来予想の110億円には届きませんでした。震災後は、日本は不透明だが、海外メーカー向けの生産は高水準を維持し、足元でも「欧米系のカーメーカーへの影響はほとんどない」としています。

チャートをみると、2009年1月27日の450円で底打ちとなり、2010年1月28日の1,691円まで約1年間で3.7倍化、2010年2月26日の1,081円まで急落したあと、2010年4月30日の1,579円で戻り高値となって下降トレンド(A)を形成しました。この下降トレンド(A)の中で、2010年10月13日に983円の安値をつけて業績の急回復を背景に戻りを試し、下降トレンド(A)を上に抜けて今年2月17日には1,518円の高値をつけました。このあと3月11日の大地震の発生で3月15日に1,060円まで下落し、再度戻りを試す動きとなって4月22日に1,329円まで上昇しましたが、5月6日に1,218円で売転換出現となって、昨年10月13日の983円からの上昇トレンド(B)を下に切ってきています。4月22日の1,329円を上に抜けることができなければ、3月15日の1,060円に対する2番底を探る展開となる可能性があります。5月11日(水)は1,267円まであって△8の1,239円となっています。

小糸製作所

7011 三菱重工業 東証1部

4月28日(木)に会社側は、2012年3月期の連結純利益が前期比△16%の350億円になる見通しだと発表。前期に計上した大地震関連の特別損失(102億円)もなくなるとみている。想定レートは1ドル=85円を想定。

チャートをみると、2008年9月4日の547円の高値からリーマンショックを経て、下降トレンド(A)の中で2009年2月29日の267円で底打ちとなり、ここから2009年6月12日の423円まで反発しました。その後は、下値を切り上げ上値を切り下げる三角保ち合いの形となっています。この中で、今年3月11日の大地震が発生し、3月15日の255円まで下落するものの、今期の業績期待から大地震前の株価を上回って4月4日には388円まで上昇し、三角保ち合いの上値抵抗ラインに押さえられる形となっています。4月4日の388円を終値で上に抜けると三角保ち合いの上放れの形となります。

三菱重工業

 

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