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「柴田法則」個別銘柄分析3月第4週
出島 昇
柴田法則個別銘柄分析
柴田罫線をよく知っていただくため、毎週5銘柄の柴田罫線による分析をご紹介します。銘柄は東証1部の銘柄を中心に直近の出来高上位銘柄や話題になっている銘柄、又、柴田罫線の法則がわかり…

「柴田法則」個別銘柄分析3月第4週

2011/3/28
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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4188 三菱ケミカルホールディングス 東証1部

2月28日の四季報速報では、2011年3月期は化学品増益、市況とも想定超えで営業益2,200億円台到達の公算、来期も増益基調。しかし、東日本大地震を受けたあとの3月14日の四季報速報では、三菱ケミカルホールディングスの中核企業である三菱化学の鹿島事業所は短期間での復旧至難、旭硝子など誘導品メーカーへの影響不可避としています。

チャートをみると、リーマンショックからの暴落で、2009年3月12日に298円でいったんの底打ちとなりました。ここから2009年8月11日の464円まで戻したあと再下落となり、2009年11月19日には287円をつけ二番底となって反発し、2010年4月30日の509円まで上昇しました。その後、調整入りとなり、2010年7月1日の407円、2010年9月1日の396円、2010年11月2日の404円と三点底(逆三尊天井)となって2010年11月2日に428円で買転換し、業績の上方修正を受けて今年2月16日の649円まで上昇しました。

ここで、日経平均の調整と同様に調整に入り、3月7日に583円で売転換が出現しました。基本は上昇幅の二分の一押しを待つところとしましたが、その途中で東日本大地震が起こり、3月15日にはザラ場で420円まで急落し、終値は451円となりました。その後、原発事故の処理が順調となったことを受け、反発となって3月22日に518円で買転換が出現しました。本来ならば、業績からみるともっと反発力が強くてもいいのですが、三菱ケミカルホールディングスの中核である三菱化学の鹿島事業所が地震で復旧至難となっていることで、今後の影響が不透明となっているためです。この銘柄は、戻りのあと再下落してくる可能性が高いと考えられるので、二番底狙いとなります。

三菱ケミカルホールディングス

3407 旭化成 東証1部

3月10日の四季報速報・先取りでは、化成品が上期想定超えの市況高で急伸。住宅や電子部品材好調。営業大幅増益。増配。12年3月期は化成品市況落ち着くが、住宅増勢続く。医療や電材の伸びて営業拡大。大地震関連で国内3工場が生産停止。石巻事業所は津波被害免れるが、操業再開の目処立たず(3月14日時点)。

チャートをみると、リーマンショックの暴落後、2008年10月27日の290円、2009年2月26日の298円とダブル底のような形を作って上昇トレンド(A)を形成しています。この中で、2009年11月27日の402円、2009年8月27日の410円と再びダブル底を作って上昇し、2010年3月4日には593円の高値となりました。

3月4日の593円の高値圏のあとのもみあい中の3月11日(金)の午後2時46分に東日本大地震が起こり、大引けでは▼15の560円でした。その後、この大地震が予想をはるかに超えるものであり、原子力発電事故も伴ったことで、3月15日にはストップ安の411円まで急落し、大引けは▼61の450円となりました。ここからリバウンドに入り、3月22日には546円で短期の買転換出現となっています。業績がいいだけに上昇トレンド(A)が崩れずに反発していますが、国内3工場の生産停止と石巻事業所の操業の程度で、どれくらいの影響があるか今のところ不透明です。

旭化成

1802 大林組 東証1部

3月2日の四季報速報・先取りでは、減額した単体受注計画達成が微妙。海外損失大幅減で黒字化。減税法案通過なら負の税効果で純益下押し。12年3月期は不動産堅調。建機の手持ち減、資材高、営業減益。

チャートをみると、リーマンショックで2008年10月10日の342円まで下落後、2008年12月9日の570円まで反発して、三角保ち合いを形成しました。この中で、2009年6月20日の475円を高値に下放れとなり、2009年11月27日の261円で底打ちとなりました。ここから、2010年4月14日の442円まで上昇したあと、ここを高値に再び三角保ち合い(B)となっています。この中で、2010年1月25日に418円の高値をつけて、押し目をつくっていましたが、今年3月11日(金)に341円の安値をつけたところで、2時46分に大地震が起こり、大引けは△3の348円となりました。

3月14日(月)は、震災復興銘柄として買われ、413円を高値として終値は△37の385円と急伸しましたが、3月15日(火)は原発事故が伴ったことで309円まで急落し、大引けは▼48の337円となりました。ここからリバウンドに入り、3月22日には390円で買転換が出現しました。中長期的には、大きな相場になりそうですが、目先は3月14日の412円(高値413円)で高寄りしていますので、ここを抜くのに多少時間がかかるかもしれません。押し目を買ってじっくり待つところだと、考えられます。

大林組

5002 昭和シェル石油 東証1部

3月2日の四季報先取りでは、太陽電池の先行赤字縮小。主力の石油精製販売は利幅は前年並み。原油相場1バレル=86ドル前後で在庫評価益見込まず、営業益後退。1,000億円投じた宮崎新工場2月稼動。太陽電池の世界最大級の工場に。来期より事業黒字化計画。

リーマンショックの暴落から、2008年10月28日の664円でいったんの底打ちとなり、緩やかな上昇トレンド(A)を形成していましたが、ここを上に抜けて2009年6月21日に1,077円の高値をつけました。高値圏でもみあって2009年6月24日の1,077円、2009年7月31日の1,059円、2009年9月17日の1,033円と順下げの三尊天井となって急落し、2010年3月12日に599円で底打ちとなりました。この安値圏で2010年7月1日の600円、2010年8月26日の601円と三点底となったあと反発し、今年3月2日に797円まで上昇し、押し目を形成している途中に、3月11日(金)に大地震が起こり、3月14日(月)には、石油需要が逼迫することで829円まで上昇しました。しかし、原発事故の拡大から3月15日(火)に619円まで急落し、ここから反発となって3月24日に784円で買転換が出現しました。押し目買い有利の形と考えられます。

昭和シェル石油

1812 鹿島建設 東証1部

3月2日の四季報先取りでは、11年3月期は黒字転換となるも、アルジェリア工事の損失などの計上あれば黒字半減。12年3月期は受注、完工底ばい。海外損失懸念継続で減益幅流動的。

中長期のチャートをみても、2009年11月27日の162円で大底を打った可能性が高く、緩やかな上昇トレンド(B)を形成しています。この中で、2010年10月13日の183円の安値から2011年3月期の黒字転換を織り込む形で上昇し、今年2月8日に237円の高値をつけたあと調整となって、3月11日には206円まで下落していました。ここに大地震が起こり、3月14日(月)には震災復興銘柄として一時292円のストップ高まで買われ、終値は259円となりました。しかし、その後、原発事故の放射能漏れという最悪の事態になり、翌日3月15日(火)には204円まで急落し、▼34の225円となりました。その後、原発事故の処理がうまくいっていることで再上昇となり、3月22日(火)は262円の終値となっています。

鹿島建設

 

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