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2月のSQの週までは堅調相場を想定-NYダウの上昇サイクルは2月の第1週か第2週までの見方も-
出島 昇
柴田罫線実践教室
株式会社オルタナレッジ「柴田罫線」で分析した提供レポートです。 「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいりま…

2月のSQの週までは堅調相場を想定-NYダウの上昇サイクルは2月の第1週か第2週までの見方も-

2011/1/18
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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先週は一時5カ月ぶりに10,600円台にのせるも浮上できず

先週の予測では、欧州財政問題再燃だが、落ち着けばまずは10,900円を目指す展開を想定しました。ただし、一気に10,900円を目指すというよりも、多少下げても徐々に上値を目指す展開になるかもしれないとしました。1月13日(木)は、前日のアメリカ市場で欧州財政不安の後退(ポルトガルの入札堅調)から、NYダウは△83ドルの11,755ドルと2年5カ月ぶりの高値更新となったことで、日経平均は△80円の10,593円で寄り付き、一時10,620円と5カ月ぶりの10,600円台をつけました。しかし、翌日のSQやアメリカの経済指標の発表を控え様子見となって△60円の10,572円で引けました。引け後のアメリカ市場で、新規失業保険申請件数が大幅に悪化したことでドルが売られて82台半ばの円高となったことで、週末1月14日(金)の日本市場は▲90円の10,499円で引けました。結局、週始めの終値10,510円より少し安く引けたことになります。1月のSQ清算値は10,470円となりましたが、終値は10,499円とSQ値を上回って引けましたので、翌週は堅調な動きとなる可能性が高いといえます。本当に相場が強いのは、高値で寄って、それよりもさらに高値で引ければ、問題なくそのまま上値を目指すところですが、そうはなりませんでした。

下限は限定的で堅調な動きだが2月に入れば慎重に

先週末1月14日(金)のアメリカ市場は、中国の預金準備率引き上げ発表で上海株が大幅に下落し、これを受けて上値の重い展開となっていましたが、JPモルガンが好調な決算発表を行うと、金融セクターが相場を牽引し、NYダウは△55ドルの11,787ドルと2年5カ月ぶりの高値を再び更新しました。これを受けて、本日(1月17日)の日経平均は△63円の10,562円で寄り付きましたが、上海株が大幅下落となり、今晩のアメリカ市場が休場であることから様子見となって上げ幅を縮小し、△3.8円の10,502円で引けました。

今週は、週前半もたついても上値を試していくことを想定していますが、そのためには為替が円安方向の動きとなる必要があります。ユーロは先週の108円台から110円台の円安となってきていますが、ドル月円の方では82円後半から83円前後でのもみあいとなっています。ドルがもみあいを経て上へ抜ける場合と、もう一度ドルが売られて(円高となって)1月3日の80.927円に対するダブル底を作って反発という形もチャートからは考えられます。現時点では、もみあいを経てドル高・円安というような方向にみえます。ユーロが110円台の円安となってきていますので、円も83円台の円安になってくれば、日経平均も戻りを試すことができると思われます。

当面の日経平均は2月のSQ日(2月11日)くらいが上昇のメドと考えた方がよいかもしれません。というのは、NYダウを短期の上昇サイクルでみてみると、2月の第1週、第2週あたりまでとなる見方があります。となると、2月の第2週のSQ日まで堅調相場が続けば、NYダウにあわせていったんの調整となる可能性もあります。ここからの上昇は、保有株が上昇すれば確実に利益確定してキャッシュ化優先というスタンスも必要となります。

(指標)日経平均

1月6日(木)に日経平均は△148円の10,529円となって、目先の上値ポイントとした12月SQ清算値10,420円を一気に上に抜けたことで、昨年5月13日の10,638円を抜けると10,900円台を目指すとしました。連休明けの1月11日(火)は、欧州の財政不安からNYダウが3日続落し、為替もやや円高に振れたことで、日経平均は▲30円の10,510円でした。指数は反落したものの、値上がり銘柄数は1,069と全面高の状況でした。1月12日(水)は、高値警戒感から利益確定売りで△2円の10,512円となりました。しかし、この日の引け後の海外市場で、欧州財政問題の懸念が後退したことで欧米株式が大幅高となり、NYダウも2年5カ月ぶりの△83ドルの11,755ドルの高値更新となりました。これを受けて、1月13日(木)の日本市場は10,620円と5カ月ぶりに10,600円台のせとなりましたが、昨年5月13日の10,638円には届かず△76円の10,589円で引けました。週末は、前日のアメリカ市場で、新規失業保険申請件数が大幅に悪化したことで、ドルが82円台半ばまで売られ、これを嫌気して1月14日(金)の日経平均は▲90円の10,499円で引けました。本日は、先週末のNYダウの上昇を受け△63円の10,562円で寄り付くものの、今晩のアメリカ市場の休場と、1月14日(金)に中国が預金準備率の引き上げを発表したことにより上海株式が2%以上の下げとなったことで様子見となり、△3円の10,502円となりました。下げても、すぐに押し目買いが入る状況ですので、円安の方向がハッキリすればすぐに上値を目指すことが想定されます。まずは、昨年5月13日の10,638円をどこで抜けるかに注目となります。

日経平均

(指標)NYダウ

NYダウは、景気回復期待と過剰流動性相場から、2008年9月19日のリーマンショック直前の11,483ドルを突破して、その前の二山を形成していたところに接近しました。そして、上値が重くなったところに欧州財政懸念が再燃したことで、1月6日(木)の▲25ドルの11,697ドル、1月7日(金)の▲22ドルの11,674ドル、1月10日(月)の▲37ドルの11,637ドルと3日続落となりました。しかし、押し目買い意欲が強いためほとんど下げず、柴田罫線では陰線も出ていませんので、小さなもみあいということになります。このもみあいを経て、1月11日(火)に△34ドルの11,671ドル、1月12日(水)はポルトガルの国債入札が順調だったことで欧州財政懸念が後退し、一時△110ドルの11,782ドルとなって、2008年9月2日の11,790ドルに接近し、終値は△83ドルの11,755ドルとなりました。1月13日(木)は、新規失業保険申請件数が予想を下回ったことで▲23ドルの11,731ドルの反落しましたが、週末1月14日(金)はJPモルガンの好決算から金融株が買われ一時11,794ドルとなって、2008年9月2日の11,790ドルを突破し、終値は△55ドルの11,787ドルとなりました。もう1つの上値ポイントは2008年8月11日の11,869ドルとなります。NYダウの短期の上昇サイクルが2月の第1週か第2週までという分析もありますので、この水準でもみあっていったんの調整となるかもしれません。調整後はさらに大幅上昇が期待される動きと考えられます。

NYダウ

(指標)ドル/円

昨年9月17日に政府が円高に対する介入をして85.92円の円安をつけて以降の動きは、介入が逆効果となって11月1日には80.247円まで円高が進行し、ここからドルの反発となったことで11月29日には84.394までのドル高・円安となりました。12月7日に82.336円までドルが下げたあと、12月15日に84.481円まで戻るもののダブル天井となって、年末には欧州財政懸念もあって円が買われ、12月31日には80.938円のドル安・円高となりました。今年に入って、1月3日に80.927円をつけたあと、アメリカの景気回復期待の高まりから、NYダウが2年5カ月ぶりの高値更新となっていることもあり、ドルが買われて1月7日に83.676円まで反発して、その後83円を挟んだもみあいの形となっています。先週は、1月11日(火)の83.473円をドルの高値とし、1月14日(金)の82.407円をドルの安値とするもみあいでした。

1月11日(火)は、米3年債入札を前に需給緩和懸念から長期金利は上昇し、ドル買いが強まって83.473円まで上昇しました。その後は、83円を挟んだ狭いレンジの動きでしたが、週末1月14日(金)は中国の利上げ観測で上海株式が下落し、欧州でユーロ買い・ドル売りとなったことで、ドル/円も82.407円まで売られました。その後は、週末ということもあってドルの買い戻しから83円水準で引けました。今週は、ドルの下値は限られており(82.50円水準)、ユーロに対して円安が進行していますので、ドルに対しても円安方向の流れになる可能性があります。ただし、ドルからみると84円水準が目先は上値のフシとなっています。

ドルが戻りを試す形としては、現在のように82円台、83円台ともみあって84.50円を試す場合と、もう一度ドル安(円高)に振れて1月3日の80.927円に対するダブル底のような形を作って反発という形もあります。現時点では、前者のもみあいのような状況になっています。

ドル/円

 

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