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「柴田法則」個別銘柄分析10月第3週
出島 昇
柴田法則個別銘柄分析
柴田罫線をよく知っていただくため、毎週5銘柄の柴田罫線による分析をご紹介します。銘柄は東証1部の銘柄を中心に直近の出来高上位銘柄や話題になっている銘柄、又、柴田罫線の法則がわかり…

「柴田法則」個別銘柄分析10月第3週

2010/10/25
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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6370 栗田工業 東証1部

9月10日の四季報速報では、鉄鋼、電力向け装置は大型案件が一巡したが、中国液晶中心に海外向け装置が2倍強増加。営業増益見通しとなっています。チャートでは、2009年2月27日の1,615円を二番底に急騰となり、2009年7月6日に3,270円、2009年9月30日に3,320円のダブル天井をつけました。その後、本格調整となり、2009年10月15日(金)は2,163円と年初来安値をつけました。これは、今年3月5日に2,364円の安値をつけたあとの反発で、4月27日に2,778円まで上昇し、ここがピークとなったことで10月26日の信用期日を前に投げが出たといえます。チャートの下げ方としては、2009年9月30日の3,320円から上値が(1)→(2)→(3)と角度を大きくして下げてきていますので、これは底打ちの形と考えられます。さらに、4月27日の2,778円の高値から下向きの先細三角形の形となって、この中で3月5日の2,364円、5月27日の2,267円、9月1日の2,179円(先週末の2,163円)と順下げとなって煮詰まってきていますので、そろそろ上放れに転じてもおかしくないと思われます。

栗田工業

3402 東レ 東証1部

10月5日(金)の決算発表で、4-9月期の連結営業利益は前年同期の7倍強の400億円(従来予想360億円)となったようです。炭素繊維事業が黒字転換し、全社的コスト削減も寄与したとしています。11年3月期見通しは、下期は事業環境が厳しさを増しそうで据え置きのままです。チャートをみると、2008年3月17日の529円の安値からの反発で、戻りの三尊天井をつけて2008年5月30日の694円を高値に下落となり、2008年6月10日に640円で売転換し、その後リーマンショックもあって大幅下落となり2008年10月27日の350円で底打ちとなりました。ここから反発後、再下落となって2009年3月9日に350円でダブル底となって緩やかな上昇トレンド(A)を形成し、この中で2009年7月13日の435円の安値から急上昇となって2009年8月13日に591円でピークを打ちました。その後は、2009年7月13日の435円を安値とし、2009年8月13日の591円を高値とする三角保ち合い(B)を形成していましたが、今年4月5日の561円を戻り高値に調整入りとなり、三角保ち合い(B)を下放れして7月1日の420円まで下落しました。2009年7月13日の435円を切っていますので戻り売りの形になったといえます。今年7月1日の420円の安値のあと、7月28日に464円で短期の買転換となって8月20日の485円まで上昇し、その後8月31日の442円まで下げてもみあっているところに10月5日(金)の決算発表となったわけですが、反応はあまり良くありません。チャートの形からいえば、三角保ち合い(B)を下放れしたあとの戻りの局面ですので、上値は500円水準で押さえられることになります。逆に、8月31日の442円を切ると、7月1日の420円を試すことになりますので、大きくは400~500円のボックス相場が続く可能性があります。

東レ

4502 武田薬品工業 東証1部

10月13日(水)発表の4-9月期の連結営業利益は、前年同期比で従来予想の▲28%の1,800億円から▲18%の2,000億円前後へと減益幅が縮小したようです。下期も順調さを想定していますが、11年3月期通期では見通しを大幅に上方修正する公算はないようです。チャートをみると、リーマンショックからの下降トレンド(A)の中で、2009年3月10日に3,130円で底打ちとなって緩やかな上昇トレンド(B)を形成しています。この中で、今年3月19日に4,300円まで上昇したあと下落となり、5月27日の3,690円の安値つけ、上昇トレンド(B)の中でさらに小幅の緩やかな上昇トレンド(C)を形成しています。業績は改善傾向にありますが、相場環境は不透明なため強弱感が対立して小さな動きとなっています。保ち合いに近い形ですので、そろそろどちらかに振れる可能性があります。ただし、下値は上昇トレンド(B)の下値斜線にサポートされるため限定的といえます。8月25日の3,810円を切ると、5月27日の3,690円を試すことになります。配当が4.62%を考えると、この水準から下は買い有利と考えられます。上値は9月15日の4,045円を超えると4,200円台での動きが想定されます。

武田薬品工業

7251 ケーヒン 東証1部

9月17日の日経新聞で、ホンダ系自動車部品メーカーのケーヒンの2011年3月期の国内事業は3期ぶりに金融危機前の2008年3月期の56億を上回る60億円の黒字になりそうだとしています。チャートをみると、2008年12月12日に613円で底打ちとなり、急角度の上昇トレンド(A)を形成して、この中で2009年8月3日に1631円の高値をつけました。ここをピークに調整となって2009年11月27日の1,179円まで下落し、その後はやや角度の緩やかな上昇トレンド(B)を形成しています。この中で、今年4月27日に1,937円まで大幅上昇となったあと、7月1日の1503円を安値に三角保ち合い(C)となりましたが、これが煮詰まって8月25日の1482円を安値に三角保ち合いの上放れとなり10月6日に1,803円まで上昇しました。この1,803円を目先のピークに下落となって、10月12日に1,692円で短期の売転換となりましたが、すぐに切り返し10月18日に1,783円で買転換の状態になりました。6月16日の1,845円を突破すると4月27日の1,937円を試す形といえます。

ケーヒン

6929 日本セラミック 東証1部

8月5日の四季報速報では、センサー好調で今期営業益は倍増の21億円に上振れ余地となっています。ただし、上期が好調で、下期は上期より弱い見通しです。チャートをみると、2008年3月17日の786円、2009年1月26日の765円と二点底となり、2009年1月26日の765円を安値に上昇トレンド(B)を形成し、下降トレンド(A)を上に抜けて2009年9月11日の1,331円まで上昇しました。ここから調整となって2009年11月26日の1,050円、今年1月27日の1,050円とダブル底をつけて緩やかな上昇トレンド(C)に移行しています。この中で、9月14日に1,419円と年初来高値を更新し、10月12日に1,290円まで下落して、上昇トレンド(C)の下値斜線にあたって反発となっています。徐々に上値が重くなっており、業績の更なる回復がなければ、次の上昇でピークとなる可能性があります。1,400円を超えると上昇トレンド(C)と(D)の上値斜線が抵抗ラインとなりそうです。

日本セラミック

 

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